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- 2019年 第14回大会
- 14回大会 決勝大会出場 長野 長谷学校給食共同調理場
代表者紹介
- 甲信越・北陸ブロック
- 長野県
長谷学校給食共同調理場
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- 所在地
- 長野県伊那市長谷溝口 1080
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- 施設名
- 長谷学校給食共同調理場
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- 受配校
- 伊那市立長谷小学校、伊那市立長谷中学校
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- 食数
- 132食
伊那市立長谷中学校では、「中学生ができる地域おこし」を掲げ、多彩な食農プロジェクトに 取り組んでいます。過疎高齢化と鳥獣被害による耕作放棄地で 2 年生が中心となってとうがら しを栽培し、これを加工したラー油「長谷の太陽」は、一般販売が始まりました。また 1 年生 はかつて給食に食材を提供していた生産者組合「麦わら帽子の会」をまね、給食に使う野菜づ くりを自ら行うほか、梅ジュースやみそづくりにもチャレンジ。そんな活動が地域を動かし、近 所の農家からも食材が集まるようになりました。長谷の小中学校あわせて 132 食を賄う調理場 では、学校や地域でとれた食材をふんだんに使った給食作りが行われています。
小・中の子どもたちから募集した献立も、給食に採用します。今回の主菜「ぶた肉大葉の元 気みそ巻き」は、3年生が考えたメニュー。ラー油作りで出る搾りとうがらしのかすを利用した 米こうじあんを使います。「干し野菜と手作りこんにゃくの甘辛あえ」の切干しだいこんと干し にんじんは、学校の畑でとれた野菜を乾燥させたもの。こんにゃくは 1 年生がいもから作りました。「長谷汁」は、地域で作られるいろいろな野菜や長谷のほろほろ鳥の肉を入れ、1年生が作ったみそで味付けをする汁です。
このような食農体験を通して小・中学生に、長谷に生まれた喜びと誇り、地域の方々への感 謝の気持ちが育ち、そのことが地域の活力につながっていけばと願っています。