第一次審査結果発表

一次審査で２０２件を選定

最多は新潟県の２７件

一次審査で通過件数が最も多かったのは新潟県の27件で応募数１１２件のうち、２４%通過しました。
新潟県に次いで茨城県は２６件であり、応募数７３件のうち３6％が一次通過しました。さらに岩手県の11件、岡山県と香川県の各１０件と続きました。

都道府県代表を選定する二次審査からは、献立内容や地場産物の活用・取り組み、作成した献立で何を児童・生徒に伝えたいか、その献立でどう食に関する指導につなげていくかなどについて審査することになり、激戦が予想されます。
二次審査の発表は９月２８日の予定です。

記載内容の不備について

１０７９件の応募がありましたが、審査対象から外された応募献立は88件ありました。この８８件の中には、複数の不備記載があるものがありました。不備記載の件数だけをカウントすると合計９８件となります。
不備記載の中には、うっかりミスと思われるものもありましたので、参考まで不備記載の内訳を一覧表としてまとめました。

不借記載の内訳	件数
栄養価計算表がなかったもの	34
ナトリウム計算の間違い	7
必須項目の記載が抜けていたもの	20
工ントリーもしくはアピールシートがなかったもの	14
画像なし	12
アピールB欄の記述がなかったもの	10
PDFで提出してきたもの	1
合計	98

事務局では、できる限り不備の補足などで対応しましたが、大半の不備応募内容を「救済」することができず、やむなく審査対象から外しました。せっかく応募されたのにこのようなことで対象外になることは非常に残念なので、次回以降の応募呼びかけでは、ミスが出ないように呼びかけたいと思います。

一次審査の講評について

審査委員から寄せられたコメントを事務局で集約した結果、次のようになりました。

★評価された点

• ・全体的には小・中・高等学校、特別支援学校、単独校、共同調理場等多様な調理場からの応募があり良かったと評価されました。
• ・審査にあたっては、応募献立が文部科学省の「学校給食摂取基準」を充足しているかどうかを重点的な選定基準としました。昨年度より遵守した献立が増えレベルアップが感じられました。
• ・ハードルの高い食塩相当量については、意識して献立を作成する人が増えていると感じました。
• ・減塩の工夫・食物繊維摂取のために、食品の組み合わせ・調理形態の工夫も多く見られました。
• ・一次審査通過献立は、地場産物の活用割合が非常に高くなっていました。

★改善点と今後留意してほしい点

• ・応募に関して栄養価計算表の不足など書類のチェック不足が見受けられました。
• ・都道府県によって献立の内容・応募の取り組みに、差が大きくなっていると感じました。
• ・主食・主菜・副菜・その他の組み合わせで作成されていない献立もあり、基本的な献立の作成について現場で見直す必要があると思いました。
• ・安易に既製品のデザート等を使用しないようにするべきだ。ビタミンCの摂取はデザート頼りでは好ましくないので、今後留意していただきたいとのコメントもありました。
• ・栄養価は文部科学省基準に沿うが、自分の学校の実態を踏まえて、独自の摂取基準を作成している場合は、アピールシート等に明記するよう指摘がありました。

第18回全国学校給食甲子園応募献立1次審査通過施設・学校栄養士（栄養教諭・学校栄養職員）

審査発表のスケジュール

審査結果の発表スケジュールは次の通りです。