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- 2023年 第18回大会
- 18回大会 決勝大会出場 長崎県 長崎大学教育学部附属小学校
18th contest第18回大会について
代表者紹介
- 九州・沖縄ブロック
- 長崎県
長崎大学教育学部附属小学校
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- 校長
- 古野祐一
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- 所在地
- 長崎市文教町4-23
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- 受配校
- 長崎大学教育学部附属小学校
同特別支援学校
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- 食数
- 670食
本校の4年生は、総合的な学習の時間に長崎の伝統野菜について学んでいます。今回は全国学校給食週間にあわせ、長崎に伝わる伝統野菜をふんだんに使う「長崎伝統野菜給食」と、調味料以外すべての食材を県産品とする「まるごと長崎県給食」を同時に満たした献立を実施。この日使用した4種の伝統野菜(雲仙こぶ高菜・黒田五寸人参・唐人菜・長崎赤かぶ)は、4年生がお世話になっている農家から直接納品していただきました。
「雲仙こぶ高菜ごはん」に使う雲仙こぶ高菜は、雲仙市で作られ、食の世界遺産といわれる「味の箱舟」に日本で初めて認定された食物の一つ。同じく伝統野菜である黒田五寸人参や県産のひじき、とりひき肉などとともに炊き上げました。「長崎県産とりの照り焼き」には、県産のとりもも肉を使用。「大村湾ぐるっと含め煮」には、県の中央にある大村湾をぐるっと囲む地域の食材を使います。例えば、ゆで干しだいこんは大村湾の西側にある西海市の特産品。黒田五寸人参は、大村湾の東側にある大村市で栽培された伝統野菜。大豆は長崎県産を使用しました。「唐人菜と長崎赤かぶのみそ汁」に使う唐人菜と長崎赤かぶは、長崎市の伝統野菜。唐人菜は“長崎白菜”とも呼ばれます。黒田五寸人参、県産の根深ねぎ、地元の豆腐屋で作る厚揚げとともに、みそ汁にしました。だしは、長崎県が生産量日本一を誇る煮干しからとります。デザートは、諫早市多良見町で栽培される「伊木力みかん」を付けました。
当日は給食時間に校内ビデオ放送を行うとともに、食材の実物を掲示。食育だよりでは写真を豊富に使い、献立や生産者、伝統野菜について紹介しました。

①調理員さん集合!「おいしくなーれ」と思いを込めて、みんなで協力しておいしい給食を作ります。
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②雲仙こぶ高菜ごはんに入っている、伝統野菜の「雲仙こぶ高菜」を1枚1枚ていねいに洗っていきます。
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③4年生(現5年生)が育てている伝統野菜の畑です。令和4年度は、唐人菜・長崎赤かぶ・辻田白菜・紅大根・長崎高菜の5種類の伝統野菜を育てました。今年度も伝統野菜を大切に育てています。
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④大切に育てた伝統野菜。これは、大きく育った「長崎赤かぶ」です。
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⑤黒田五寸人参の観察です。「黒田五寸人参は本当に五寸(=約15cm)なのか?」定規を使って確かめています。
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⑥雲仙こぶ高菜の観察です。「雲仙こぶ高菜は本当にこぶがあるのか?」さわって確かめています。
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⑦長崎伝統野菜保存会の中尾さん。伝統野菜について詳しく教えてくださいます。今回の伝統野菜給食の唐人菜と長崎赤かぶを大切に育ててくださいました。
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⑧竹田かたつむり農園の竹田さん。伝統野菜のたねについて教えてくださいます。今回の伝統野菜給食の雲仙こぶ高菜と黒田五寸人参を大切に育ててくださいました。
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⑨伝統野菜を使ったふりかけ作りにチャレンジ!唐人菜・長崎赤かぶの葉・紅大根の葉を使ったおいしいふりかけが完成しました。
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⑩スーパーで伝統野菜の普及活動を行いました。自分たちでつくった伝統野菜のふりかけも配布し、地域のみなさんにも味わってもらいました。
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⑪毎月、手書きの食育だよりを発行しています。長崎伝統野菜給食についても紹介しました。(クリックで大きく表示されます)