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  • 2023年 第18回大会
  • 18回大会 決勝大会出場 香川県 高松市立屋島小学校

18th contest第18回大会について

代表者紹介

中国・四国ブロック
香川県

高松市立屋島小学校

  • 校長
    山地八重
  • 所在地
    香川県高松市屋島西町1205-1
  • 受配校
    高松市立屋島小学校
    同屋島中学校
  • 食数
    759食
  • 栄養教諭 定谷晴子
  • 調理員 山内真紀子

本校では、学校給食週間や食育の日にあわせ、香川の郷土料理を給食に登場させています。また、地場産物を使った新たな献立を開発することで、地場産物の使用割合の増加に努めています。

今回の主菜は、かたくちいわしのから揚げにたれをかけた「瀬戸のかたくちいわしの南蛮漬け」です。瀬戸内海は昔からかたくちいわしが多く獲れることから、これを原料とする煮干しの産地となっていますが、近年は海の富栄養化により、煮干しに適さない脂がのったものが多くなりました。以前は漁業関係者のみが口にしていましたが、ゆでてから急速冷凍することで、最近では学校給食に用いるほか、一般の家庭にも普及。やわらかく骨ごと食べられるので、人気の食材となっています。「食べて菜の磯香あえ」は、香川県農業試験場が2006年に開発した県の特産野菜「食べて菜」を使ったメニュー。もやしと一緒にゆで、もみのりとあえて磯の香りを付けました。「金時汁」は、讃岐の伝統野菜「金時にんじん」と、甘くておいしい地場産の「金時いも」を使った汁物。だしは県産のかたくちいわしで作る煮干しからとります。デザートには香川県オリジナル品種のキウイフルーツ「香緑」を付け、彩りを添えました。

地場産物のかたくちいわしについては、漁の様子をビデオで視聴。煮干し作りの理解を深める一方、煮干しに向かない脂がのったかたくちいわしを給食に使用していることを紹介します。また、家庭では市販だしが普及していることを知り、郷土の煮干しだしのおいしさを調理実習で学習。家庭で行う調理課題がある際は煮干しを持ち帰り、そのおいしさを家庭でも味わってもらいます。

①屋島小学校の給食場のメンバー:子どもたちの顔を毎日見ながら、見た目にも美しく、おいしい給食を作っています。屋島っ子たちは、給食大好き、残量はほとんどありません。「給食最高!」「世界一や!ごちそうさま。」と、給食場までやってきます。

献立
  • 黒豆ごはん、牛乳、瀬戸のかたくちいわしの南蛮づけ、食べて菜の磯香あえ、金時汁、香緑
  • エネルギー 674kcal
  • たんぱく質 26.9g
  • 脂質 21.8g
  • 脂質 29%
  • カルシウム 551mg
  • マグネシウム 120mg
  • 鉄 3.9mg
  • 亜鉛 3.5mg
  • ビタミン A 288μgRAE
  • ビタミン B1 0.53mg
  • ビタミン B2 0.58mg
  • ビタミン C 75mg
  • 食物繊維 7.6g
  • 食塩相当量 2g
  • ②調理場:だしは、天然のいりこ・昆布・かつおぶしをたっぷり使います。また、ルウもすべて手作りです。

  • ③調理場:給食は、仕上がりの美しさにこだわって作っています。スライサーに頼らず、アスパラガスを斜めに切り、炊き込みご飯の枝豆も別にゆで、ソースも別配缶です。

  • ④給食指導:中学校や近隣の小学校へも、同時に指導ができるように、BGMや音声を入れて配信しています。子どもたちは、BGMを聞くと、「あっ!定谷先生がやってきた!」と、楽しみにしているそうです。

  • ⑤給食指導:指導ビデオは、いつでも見ることができるので、教科の指導でもう一度見たり、マナー指導で繰り返し使ったりと、各学級で活用しています。

  • ⑥歴史の舞台:源平合戦の古戦場として知られる屋島の麓に立つ屋島小学校は、創立137年の伝統校です。朝は、鳥のさえずりが子どもたちを出迎えます。自然豊かで、静かな環境で学習や運動に励んでいます。

  • ⑦屋島山上から屋島小学校を俯瞰して:遠足や屋島学習で標高約300メートルの屋島に登ります。山上からの瀬戸内海のパノラマは美しいです。

  • ⑧屋島っ子マイ・ランチ:楽しいだけのお弁当ではなく、健康を考えた野菜たっぷりの弁当を自分で作ります。給食のメニューを参考にしています。

  • ⑨屋島っ子マイ・ランチ:1年生から6年生まで、包丁が使える屋島っ子です。夏休みは、野菜料理づくりが宿題です。