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14th contest 第14回大会について

どれもこれも美味しい給食作品に審査も難航

出来上がった12代表・12の給食トレイを前に、審査委員の先生方が食味審査を開始しました。食器と箸やスプーン、フォークなどを使いながら、完成した給食の食味審査をしていきます。
審査の対象は、食味だけではなく、調理する間の手際や衛生管理、調理器具の使い方、ペアのチームワークなども入っています。それぞれの分野のプロが審査委員になっており、採点表も複雑多岐にわたっています。

1つ1つの献立を丁寧に味わっていく審査委員

生産者代表として審査委員になった八木大輔さん(米農家、米屋カフェ八木経営)は、ときおり首をかしげながら味わっています。感想をお聞きすると「どの給食もおいしいですね。子どもが食べやすい味になっていると思います。白米が多い中で、具が入ったまぜご飯を出しているところは面白いですね」と言う。

審査委員
米農家、米屋カフェ八木経営
八木大輔さん

第1回全国学校給食甲子園から支援してきた染谷幸雄さん(株式会社日本一代表取締役会長)は、「北は秋田県のしょっつるから南は鹿児島県の黒ご飯まで、みなさん限られた時間で地産地消を上手に調理しているので感動しています。衛生管理についての気配りもしっかりと行き届いていると感じました」と食味審査だけでなく調理中の衛生管理まで見て感心していました。

特別審査委員
株式会社日本一代表取締役会長
染谷幸雄さん

学校給食に長年携わってきた長島美保子先生(公益社団法人全国学校栄養士協議会会長)は「地場産物がふんだんに使われているうえ、どの献立も彩りがいいですね。調理時間がとても短く、いつもとは勝手がちがう調理場なのに、みなさんよくやられたと思います」とどの作品も評価していました。

副委員長
公益社団法人全国学校栄養士協議会会長
長島美保子先生

プロの料理家として知られている熊谷喜八先生(株式会社フードクリエイション代表取締役、KIHACHI創業者)は、「1400以上の施設のなかの上位12チームの料理ということで、とても楽しく審査をしています。給食ということで材料費が限られているにもかかわらず、みなさん具材の多い献立をよく考えられておられるなと感心しました」と第一線のプロも舌を巻いていました。

審査委員
株式会社フードクリエイション代表取締役、KIHACHI創業者
熊谷喜八先生

保護者代表で審査委員になった武藤美由紀さんは「全国1447から選ばれた12の学校・施設ですし、地場産物がたくさん使われているので、いずれも甲乙つけがたく、大変悩みました。また、どの献立も彩り豊かな野菜をふんだんに使っており、子どもたちに野菜を食べさせる工夫は、非常に参考になりました」と子を持つお母さんの感想を語っていました。

審査委員
保護者代表(会社員)
武藤美由紀さん

大会では子ども審査員(川北美空さん 中一、川北凛さん 小五、川嶋伸明さん 小五)も熱心い審査をしました。子ども審査員はマスコミにも大人気です。
審査した中で一番お気に召した給食、一番好きな料理、自分の学校と比較してどうだったかなど、たくさんの取材を受けていました。
実際に学校で給食を食べている児童・生徒ですから、大人では気づかない評価のポイントや、辛口な評価がありそうです。もっとおいしい料理に出会ったので、途中で全体の採点を変えているような光景も見えました。12の給食をひとつひとつ吟味しながら、一生懸命に審査している姿が印象的でした。

子ども審査員
川北美空さん 中一、川北凛さん 小五、川嶋伸明さん 小五

中学生の高橋優那さんは「調理コンテストは、最後の最後まで頑張っていて、すごいなぁと思いました。12の給食のそれぞれに、違った味があり、いろいろな世界があることを知りました。肉料理にしても、柔らかいものもあれば、カリカリしているものもあって、どれも美味しいです」。子ども審査員は真剣そのものでした。