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- 2010年 第5回大会
- 決勝レポート
選手宣誓を行うチームを決めるくじ引きの結果は?
熱の入った決意表明の後、決勝大会での選手宣誓を行うチームを決めるくじ引きとなった。「当たり」を引き当てたのは東京の檜原村共同調理場チーム。菅野さんは「昨日は教育委員会の忘年会で1等を当てたばかり。くじ運がいいというのかどうか…」と驚いた様子だった。
後援の農水省から佐藤課長が挨拶
大会は多くの団体、給食関係者の協力を得ている。その後援団体を代表して挨拶した農林水産省生産局技術普及課の佐藤明生課長は「地産地消を推進しているが、給食は重要。熱意あるところを聞き、心強く感じた」と学校給食への期待を寄せた。
給食への熱き想いを語る全国学校栄養士協議会の市場会長
社団法人全国学校栄養士協議会の市場祥子会長は、「年々素晴らしい実践をされていて、ここに来ると心強く思って安心する。各チームの話を聞いていて、皆さん心がこもっていると実感した。栄養教諭は献立を教材化して管理と指導を一体化するのが職務だと言われているが、献立の教材化が弱いという声が聞こえてくる。経験的に思うのは美味しい給食でなければ教材にはならない」
「ただ地場産物を使って美味しい給食を作るのではなく、熱い思いとふるさとの素晴らしさを子どもたちに絶対伝えていきたい、という思いがこの会場に来るとひしひしと伝わってくる。それがまさに学校給食の指導だ」
「基礎基本をしっかり教えて、感謝の気持ちや自然を大切にする気持ち、命を大切にする気持ちを給食を通して子どもたちをはぐくんでいきたい。このパワーを自分たちだけでなく周りの人たちに広げ、この思いが全国の子どもたちに届くように頑張ってほしい」と、給食への思いを熱く語った。
選手を激励する文科省の田中学校給食調査官
最後に後援団体でもある文部科学省スポーツ・青少年局学校健康教育課の田中延子・学校給食調査官が挨拶した。田中調査官は「回を重ねるごとに参加が増えているのは重要なことで、文科省も全面的に支援している。食育と衛生管理は仕分けの対象となり、食育は縮減、衛生管理は保健所でやるとされた。明日は悔いなく戦ってほしい」と選手にエールを送った。