今大会の食育授業は、21人の栄養教諭のコンテストとなった。教育現場で活用される情報通信技術(ICT)を取り入れる授業が増えてきており、ブームになりつつあるという評判も聞こえてくる。今大会の食育授業でもICT活用が増えており、学校現場にもデジタル革命の波が押し寄せてきたことを感じさせた。
優秀賞に選定された7人の授業でも、子どもたちに訴える力と理解度を高める言い方と説明内容、郷土の食材の歴史や栄養成分などを分かり易く説明しており、大人にも参考になる内容が多かった。写真は山上審査委員から優秀賞賞状が授与された。

ICTの活用については審査委員の間から、まだ使いこなすまでに至っていないので、これからどのように進展するか楽しみだというコメントがあった。例えば、授業の中で生産者を登場させるビデオを挟み込んだ組み立てもあったが、必ずしも効果が出ているとは評価できず、むしろ短時間の中でビデオを挿入することの意味をもう少し吟味して取り組むべきとの意見も出ていた。写真は長島審査副委員長より精励賞賞状が授与された。