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応募献立データベース分析 No.1

第13回全国学校給食甲子園の
全応募献立を分析する
地場産物の活用は50%弱

今年も全国学校給食甲子園の献立応募のシーズンになりました。

14回大会になりますが、どんなドラマが待っているか今から楽しみです。

さて、昨年から応募方法をWeb方式にしたため、すべての応募献立を対象にした食育に関する様々な分析ができるようになりました。

そこで全国学校給食甲子園事務局では、データベースをもとに様々な分析を試みており、
6月8日、9日に福岡県で開催された日本食育学会で成果のいったんを発表しました。

第13回の献立をもとに、どのような分析が行われたかここで様々な結果を報告していきます。

サンプル数は1673で分析

第13回大会の応募献立数は1701件でした。応募書類の中に「総使用食材数」と「使用地場産物数」を記入する欄があります。この数から地場産物を使用している割合が出せます。

これをもとに全応募献立から全国平均の地場産物使用割合を出すことにしました。1701件のうち、記載内容に不備があって統計処理ができない献立が28件ありました。これを差し引くと1673件がサンプル数になります。

別表で見るように、全国平均で見ると、平均食材数は20.1、平均地場産物使用数は9.5となり、地場産物の使用割合は47.2%になりました。

この結果を見た全国学校栄養士協議会(全学栄)の長島美保子会長は、「驚きと同時に、やっぱりとも思いました。文部科学省の学校給食栄養報告数値を見ると毎年20%の半ばから少しいいくらいであり、ちょっと少ない気がしていました」とコメントしています。

国の目標をはるかに超える地場産物割合

国は、地場産物の使用割合の目標を30%にしていますが、それをはるかに超える割合だったのです。全国学校給食甲子園の応募献立が、特別に地場産物に特化した献立を作っているとは思えません。大会のスローガンに「地場産物を活かした我が校の自慢の料理」としているので、地場産物を意識して栄養教諭、学校栄養職員の先生方は献立を作っていると思いますが、地場産物を活かすことは考えていますが、特別に地場産物を数多く使っているようには見えません。

なぜなら、応募施設の献立を個別に見ていくと、非常に少ない施設もあります。大都会地域は、どうしても地場産物が少ない傾向にあります。しかし、全国学校給食甲子園での地場産物の定義は、都道府県内で生産された産物としているので、東京都の場合は、三多摩地域から小笠原諸島まで広がっています。実際に八丈島のトビウオを使った献立も応募されて決勝戦に進出しています。

次のグラフは、文部科学省の学校給食栄養報告数値の経年グラフです。

30%の目標に届かない数になっていることがよく分かります。

桜江ごぼうの収穫体験

写真は島根県の名産「桜江ごぼう」の収穫体験をしている様子です。島根県の山田菜穂子先生から提供された写真です。子どもたちが嬉々として郷土の名産を収穫している様子が伝わってきます。

次回は、地域別の地場産物の利用状況を分析した結果を報告します。

(全国学校給食甲子園事務局・馬場錬成)