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- 2013年 第8回大会
- 決勝レポート
審査 回数を重ねるごとに確実に進化している献立
14名の審査委員による審査が始まった。
調理作業の審査に加え、ここでは、見た目と食味の審査となる。
審査委員は、1つ1つの献立をしっかりと味わい、チェックシートに書き込んでいく。
「郷土の食材が毎年多く出されているが、初めて見るものもあり、日本の食材の幅の広さを感じます。審査しながらも新しい発見があります。
非常に難しい審査ですが、これぞと思うものもありました」
「彩りと見た目が、今年は更にレベルアップしたように思います。毎回毎回、確実に向上しています。
また、地場産物の取り入れ方も工夫が見られます。子どもが喜んで食べそうな献立に、上手にアレンジしています。
味は薄味のものが多く健康的だと思います。
どれもすばらしいので、甲乙はつけがたいです。非常に悩ましいところです」
「出場している選手のみなさんは、衛生管理のトレーニングを身についていることがわかります。
日本の給食は衛生レベルも高いですが、もちろん『おいしい』ということも重要な要素です。
食べたいなという気持ちにさせる給食が大切です。
また、地域の食材を上手に取り入れ、自分の地域を誇らしげに思う子どもたちの心を育てていると思います。
それは地域の活性化にも繋がっていきます」
「学校給食甲子園が始まる前は、不十分な給食もあったかもしれません。
この大会が始まってから、少しは給食の質が向上していったと思います。
家庭で調理をしないことも多い昨今、地元の味は学校給食で覚えていくという事実もあります。また、それができるような国は日本以外にはありません。
決勝に進まれた献立は、地場産をどうやって使うか良く考え、上手に工夫しているものが多いです」