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- 2011年 第6回大会
- 決勝レポート
長野代表、椙井さんが選手宣誓
明日の選手宣誓は恒例となった選手のくじ引きで決まる。”当選”したのは、長野県小諸市立東小学校の椙井さんだった。
「うれしいというか何ていうか…。体だけは大きいが気は小さくて。そうでなくても緊張しているのに、明日どうなるか不安になる。でも、全国の選手の代表として、明日はみんなのためにも、子どもたちのためにも頑張って宣誓をしたい」。きっぱりと大役を務める決意を述べた。本番への準備はこれで整った。
「東北の苦労思い感動」と
市場・全国学校栄養士協議会
会長が締め
社団法人全国学校栄養士協議会の市場祥子会長が締めの挨拶を行った。市場会長は「選手の皆さん、本当におめでとう。今決意を聞いていて、日頃から子どもたちのために何とかしたという真剣な取り組みをされている成果だと感心した。真剣に取り組んで作成した給食や献立ほど胸に迫るものはない」と選手を褒め称えた。
さらに「東北からたくさんの応募があったことには感動した。震災でライフラインが絶たれ、学校給食ができない状況の中で、奔走した学校栄養教諭、栄養職員、そして力を合わせた調理員の皆さんの思いが思い出され、胸が詰まったからだ。これは被災した3県だけの問題ではないと思う。全国の栄養職員の子どもたちを健やかに育てなければならないという気持ちと被災した地域の栄養職員の気持ちは繋がっている思っている。頂点に立った皆さんが核となって地域の中で食育の教材にもなる献立作りを点から線へ、線から面へと広げていってほしい」と熱く語り、前夜祭を締めくくった。