食べるまでの物語がわかるから、
苦手な子も喜んで食べる
「郷土野菜たっぷりランチ」
　「おいしい野菜と出会わせたい！」と考え、いつも新鮮な地元野菜を使って野菜が苦手な子どもでも食べやすい、新しいレシピの研究に力を入れている。今回は、家庭ではワンパターンになってしまいがちな「ごぼう」や、子どもたちにはなじみのない「冬瓜」などを使った、「郷土野菜たっぷりランチ」を考えた。 　収穫されたばかりのごぼうをたたいてさらに甘く食べやすくし、 油で揚げてタレと絡ませたのが「ごぼうのゴマだれ丼」。 にんじんの葉が食べられることを知らない子どもも多いので添えた。新座市では慶事などで手打ちうどんを食べる風習がある。それに名産品のにんじんをコラボレートして生まれたのが「にんじんうどん」。にんじんをすりおろして練り込んだ色のきれいなうどんで、「これなら食べられる」と好評。デザートは「冬瓜」を使ったフルーツポンチで果物と勘違いするほど。地元野菜と親しむこうした取り組みが「郷土を愛する心」を育てていくと思っている。

献立

• 郷土野菜たっぷりランチ(新座ごぼうのゴマだれ丼
• 牛乳
• にんじんうどんのすまし汁
• 切り干し大根のゆず香和え
• 冬瓜ポンチ)

• エネルギー 686kcal
• たんぱく質 22.3g
• 脂質 17.3g
• 脂質 22%
• カルシウム 383mg
• マグネシウム 115mg
• 鉄 3.4mg
• 亜鉛 3.1mg
• ビタミンA 206μgRE
• ビタミンB1 0.42mg
• ビタミンB2 0.48mg
• ビタミンC 22mg
• 食物繊維 6.1g
• 食塩相当量 3.28g