• HOME
  • 2022年 第17回大会
  • 予選第四次審査講評

17th contest第17回大会について

第四次審査講評

第17回全国学校給食甲子園の全国6ブロック7代表が決定しました。

選定された7代表一覧はこちらにあります

北海道・東北ブロック
都道府県 施設名 講評

秋田県

小坂町立小坂小・中学校

特産品の桃豚、アスパラ、アカシアを功みに活用しており、子どもたちが花つみを行った食材を使用し、さらに産業まで食を通して多くのことが学べる給食である。地場食材を「たらふく」食べることを通じ町の産業を「たらふく」学ぶ取り組みは評価する。食材の種類も多く献立に変化を与えておりいろどりも良い。食育の視点も明確ではっきりしている。

山形県

高畠町立糠野目小学校

児童の栽培活動や給食週間と関連した献立である。JA青年部や地域納入者会、学校での栽培と協力体制ができており、栽培活動で生産者との地域でのつながりを持っている。
大根の種蒔きから草むしり収穫までを体験し、その大根を使っての「大根週間」では毎日違った大根献立を味わうことで、食の面白さ美味しさを実感できる。

関東ブロック
都道府県 施設名 講評

埼玉県

越生町立越生小学校

埼玉150周年、渋沢栄一の大河ドラマをからめての献立と食育を通じて、郷土の歴史や文化,偉人を知ることが出来る工夫ある取り組みだ。献立名がユニークで見た目も美しい。地場産物をうまく取り入れ、子どもが食べやすいように工夫されている。給食と食育が明確に一致し、教材としての活用も効果的で教育効果が高い。

甲信越・北陸ブロック
都道府県 施設名 講評

石川県

加賀市立錦城小学校

海の幸と陸の幸(野菜、能登牛)をうまく活かし、いろどりよく見た目とても綺麗であり食物繊維も豊富な献立だ。地域食材がうまく活用されており、アピールシートもよく書かれている。普通の調理法であるが、いろどり良く変化に富んだ献立の工夫がみられる。生産者とつながった効果的な食育が実施され、地域活性にも貢献している。

中部・近畿ブロック
都道府県 施設名 講評

兵庫県

宍粟市立山崎学校給食センター

「発酵のふるさと宍粟」として発酵文化や健康、調理での効果などを、給食を通じて関心を持つ児童が増えており献立の狙いが伝わっている。地産地消への徹底したこだわりが感じられるだけでなく、安全安心、今後の展望などとても良く考えられている。発酵食品が食物アレルギーを持つ子たちへの給食にも役立てるという取り組みも評価する。

中国・四国ブロック
都道府県 施設名 講評

山口県

周防大島町立大島学校給食センター

やっかいもののイノシシを郷土料理としておいしく食べてしまうところなど、子どもたちはすごく思い出に残ると思う。新・郷土料理という感じである。地域課題と向き合い、人々のくらしに寄り添う献立である。自然の恵みを十分に活かした内容であり、教科との関連がある献立を作成して指導に生かしている。地場産100%給食でもある。

九州・沖縄ブロック
都道府県 施設名 講評

長崎県

五島市三井楽学校給食センター

豊富な地元の食材を魅力的に献立に取り入れ、変化に富んだ食品の活用がみられる。五島の特産物を理解し郷土を愛する心を育てるためにG究グルメコンテストを開催、地場食材献立を作成し全校保護者地域住民の投票を通じ選ばれたメニューを実食する取組が素晴らしい。いろどり美しく見た目もいい。郷土の良さの再発見につなげる食育もいい。