全国学校給食甲子園事務局は、このほど第15回全国学校給食甲子園応募内容の2次審査を行い、47都道府県代表を選定しました。
応募総数1412件の中から1次審査を通過した220件を対象に2次審査が行われ、56の都道府県代表を選定しました。

56代表となったのは、県によって複数の選定があったからです。
47都道府県代表は本来なら47になりますが、応募数が多い県からは複数の代表を合計１６件選定しました。応募数が多い常連の県勢に今年は茨城県が加わりました。

複数代表を出した県は次の通りです。

複数代表は、いずれも県の同列代表と位置付けられており優劣はありません。また応募数が1件しかない都道府県でも、代表とするにふさわしい献立内容であれば問題がないので、都道府県代表として選定されました。

コロナ禍の中でもどれもいい献立だった

都道府県代表として選定された56代表は、コロナ禍の困難な中でもどれもいい献立で、例外なく審査委員を悩ませました。特に新潟県は一次審査を通過した36献立の中から絞る選定だったため、審査委員を大変悩ませました。
全体の印象について審査委員の総意をまとめると次のような感想でした。
「今年度は学校給食摂取基準を意識して、工夫を凝らした献立作成が多くうかがえた。特にハードルの高い減塩への取り組みが浸透してきたように感じた」
「カルシウム・鉄・食物繊維等の栄養素はとりにくく、中学校においては特にとりにくいが、中学校からの応募も多くあり、2次審査通過校に残る優れた献立も見受けられ、大変良かった」
このようなコメントでした。
２次審査を通過した施設では、栄養価はもちろん「地場産物を効果的に使用している」「献立に工夫がある」「出来上がりがきれい」など優れた点があったとのことでした。

ブロック代表は10月12日に発表予定

一次、二次審査を通過したブロック別件数は、別表の通りです。これから都道府県代表に選定された56の献立について、第3次審査が行われます。第3次審査では、全国6ブロックから各4施設を選定するもので、合計24施設がブロック代表となります。
さらに第4次審査では、この24ブロック代表から最終の12代表を選定します。
第3次審査によるブロック代表の選定発表は、10月12日を予定しています。
第4次審査による12代表の選定発表は10月28日の予定です。