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第8回全国学校給食甲子園決勝大会
10月12日 中部・近畿 / 中国・四国 / 九州・沖縄ブロック地区代表表彰式
10月12日 中部・近畿 / 中国・四国 / 九州・沖縄ブロック地区代表表彰式
〜中部・近畿、中国・四国、九州・沖縄の3ブロック6校が決定〜
8回目を迎えた今年は、2,266校(センター含む)の応募があった。
献立レベルも、食育も、年々レベルアップしている。
この難関を勝ち抜いた西日本の中部・近畿、中国・四国、九州・沖縄の3ブロックの第3次審査結果、第4次審査結果、決勝進出校(センター含む)が決定した。
■ 決勝進出校・施設
中部・近畿
岐阜県 大垣市北部学校給食センター (栄養教諭 山崎香代さん)
奈良県 宇陀市立学校給食センター (学校栄養職員 髙岡 陽子さん)
中国・四国
香川県 高松市立国分寺北部小学校 (栄養教諭 下岡純子さん)
愛媛県 新居浜市立大生院小学校 (栄養教諭 武方和宏さん)
九州・沖縄
長崎県 平戸市立中南部学校給食共同調理場 (栄養教諭 石田美穂さん)
鹿児島県 屋久島町学校給食東部地区共同調理場 (栄養教諭 西野間かおりさん)
![](/wp-content/themes/school_lunch/images/reception/2013/area2013w_ph_01.jpg)
決勝大会進出を決めた代表6人ゼッケンを着用して決意を固める
写真右から
山崎香代さん(大垣市北部学校給食センター)
武田綾さん代理 河野くみさん (泉大津市立上條小学校)
下岡純子さん(高松市立国分寺北部小学校)
武方和宏さん(新居浜市立大生院小学校)
石田美穂さん (平戸市立中南部学校給食共同調理場)
西野間かおりさん (屋久島町学校給食東部地区共同調理場)
決勝大会に進む12校は、審査委員が第1次、第2次、第3次、第4次の書類選考を行い、この日中部・近畿、中国・四国、九州・沖縄3ブロックの6校が発表された。
10月14日に発表される北海道・東北、関東、甲信越・北陸の6代表とともに決勝大会に出場する。
決勝は12月7日、8日の両日、東京都豊島区の女子栄養大学駒込キャンパスで開催される。
※表彰式後、泉大津市立上條小学校(武田 綾さん)は事情により決勝大会出場を辞退され、決勝出場施設は奈良県 宇陀市立学校給食センター(学校栄養職員 髙岡 陽子さん)に変更となりました。
■ 実行委員挨拶 全国学校給食甲子園実行副委員長 馬場錬成
「日本の学校給食は世界に冠たるレベルの高さを誇ります。
全国均一レベルの給食を、日々、国内全てに提供している国は他にはありません。
まして、人口1億人を越える規模の国で、このようなことを続けているのは並大抵のことではありません。
日本の学校給食の国際的な評価は、いろいろ聞いています。ドイツからの見学者は、日本の給食の現状を見て『このようなことは、とてもドイツではできない』と驚いています。 アメリカでは州や各地の行政単位で給食を管理していますが、彼らは『とても日本のレベルには及ばない』と言っています。
ところで、『めざせ給食甲子園』(講談社)という書籍が出版されました。こうやまのりおさんという方が取材・執筆しました。
ぜひ一度お読みください」
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開会挨拶
全国学校給食甲子園®実行副委員長
馬場錬成
■ 第1次審査結果 全応募施設から約300校(施設)を選出
■ 第2次審査結果 都道府県代表校(含むセンター)
47都道府県代表の47校(含むセンター)の予定であったが、応募数が多く、且つ、献立のレベルの高かった都道府県は2校(含むセンター)を選出することとなった。
複数選ばれたのは、次の都道府県。
秋田県、新潟県、福井県、香川県、愛媛県、佐賀県、長崎県、宮崎県、鹿児島県。
56校(含むセンター)が第2次審査通過となった。
■ 第3次審査結果表彰式
西日本3ブロック各4校、計12校(含むセンター)が発表され、表彰状が授与された。
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表彰状を受け取る
新居浜市立大生院小学校
武方和宏さん
■ 第4次審査結果 決勝進出校(含むセンター)発表
いよいよ、決勝進出校(含むセンター)の発表となった。各ブロック2校、計6校(含むセンター)が決定した。
中部・近畿
岐阜県 大垣市北部学校給食センター (栄養教諭 山崎香代さん)
奈良県 宇陀市立学校給食センター (学校栄養職員 髙岡 陽子さん)
中国・四国
香川県 高松市立国分寺北部小学校 (栄養教諭 下岡純子さん)
愛媛県 新居浜市立大生院小学校 (栄養教諭 武方和宏さん)
九州・沖縄
長崎県 平戸市立中南部学校給食共同調理場 (栄養教諭 石田美穂さん)
鹿児島県 屋久島町学校給食東部地区共同調理場 (栄養教諭 西野間かおりさん)
![](/wp-content/themes/school_lunch/images/reception/2013/area2013w_ph_04.jpg)
決勝大会で使用するゼッケンを受け取る
大垣市北部学校給食センター
山崎香代さん
選手達は、決勝大会で着用するゼッケンを授与され、決勝への決意を熱く語った。
岐阜県 大垣市北部学校給食センター (栄養教諭 山崎香代さん)
「私は2年前に、岐阜県・海津市学校給食センター栄養教諭としてこの場に立ち、今回で2回目の決勝大会進出になります。 昨年、大垣市北部学校給食センターに移動しました。大垣市は地場産物がほとんどありません。そのような中で、子ども達の地域を愛する心を育てるために、コツコツと努力して参りました」
山崎香代さんは、第6回大会では特別賞を受賞している。
奈良県 宇陀市立学校給食センター (学校栄養職員 髙岡 陽子さん)
「このたび、このような責任のある賞をいただきまして、ありがとうございました。 決勝大会当日は栄養士の心得と一調理員としてではなく、一料理人としての心意気を発揮したいと思います。」
香川県 高松市立国分寺北部小学校 (栄養教諭 下岡純子さん)
「私は第3回大会で決勝大会に出場し、それから5年が経ちました。私以外の給食職員は全て入れ変わりました。また気持ちを新たに挑みたいと思います」
過去多数の決勝進出を果たしている強豪、香川県。
下岡純子さんは、第3回大会では、特別賞を受賞している。
愛媛県 新居浜市立大生院小学校 (栄養教諭 武方和宏さん)
「初めて県代表に選ばれ、それだけでも満足していたのに、まさか決勝大会進出校に選ばれるとは思っていませんでした。 これから一生懸命練習して決勝大会に臨みたいと思います」
今回愛媛県からは2校の県代表が選ばれている。
もう1校の西条市立神拝小学校の武方美由紀さんは、武方和宏さんの母。
親子揃って県代表に選ばれたのは、大会始まって以来、初のことである。
長崎県 平戸市立中南部学校給食共同調理場 (栄養教諭 石田美穂さん)
「平戸市の施設は、昨年大会も県代表に選ばれました。今年は平戸市から2校も代表に選ばれまています。平戸市の良さを全国にアピールできるようにがんばりたいと思います」
長崎からは平戸市の2つの施設が県代表に選出された。
まだ優勝経験のない九州ブロックの期待を背負って決勝大会に進出する。
鹿児島県 屋久島町学校給食東部地区共同調理場 (栄養教諭 西野間かおりさん)
「はるばる屋久島からやってきた甲斐がありました。世界遺産登録20周年の今年、決勝進出が決まったことは、子ども達・地域の人達が喜んでくれると思います」
西野間かおりさんは、第6回大会でも鹿児島県代表(当時は霧島市立国分北小学校)に選ばれている。
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決勝大会への意気込みを語る
平戸市立中南部
学校給食共同調理場
石田美穂さん
■ 過去決勝大会出場校講演会
夢のようなできごと 〜全国学校給食甲子園®に出場して〜
第5回全国学校給食甲子園® 準優勝
富山県・砺波市学校給食センター
亀ヶ谷昭子さん
過去に決勝大会を経験した亀ヶ谷昭子さんの30分の講演では、大会出場の記録、食育取り組みなどについて語られた。
「第5回全国学校給食甲子園の決勝に進出したことは、信じられないような出来事でした。
富山県砺波地方では郷土料理の干しナスがあります。
冬は豪雪で食物が手に入りにくいこの地方では、夏にたくさん採れるナスを干して保管し、冬に食べていました。
この干しナスを給食に取り入れ、出場時のメニューにも使いました。
若いお母さんは干しナスの作り方を知りません。地元の伝統料理を家庭に伝えるという役割も果たしました」
☆決勝進出のみなさんにアドバイス
「決勝大会の前日は段取りを考えたりしていたら、あっという間に時間が経ちました。
寝ようとしても緊張と興奮でなかなか眠れず、当日は少々寝不足でした。
しかし、せっかくの決勝大会を楽しもうという気持ちで臨みました。
決勝大会の調理場は、いつもとは違う場所なので、気をつけた方が良いところがあります。
例えば、100円ショップの小物を使って、調理場をコンパクトに整理したり、使い捨て手袋は事前の消毒を済ませるなどの工夫です。
ゴミ箱は通行の邪魔になるので、袋にして調理台に貼り付けたりもしました。
作業工程表は、色別けなどをして一目でわかるように。
容器などは重ねてコンパクトに収納できるものを選びました。
また、当日はたくさんの報道の方、審査員の方がいますので、とても緊張します。私は回りを見ないようにして調理に集中することを心がけました。
調理員の方とは、声を掛け合い、楽しく作業しました。
地元の生産者さんが用意してくれた食材のすばらしさに喜びの声を上げることもありました」
☆準優勝後の慌ただしさ
「受賞後一ヶ月は、テレビや新聞の取材が押し寄せ、まるで時の人になったように感じました。
富山県は、第4回大会で特別賞、第5回大会で準優勝をいただいたので、県内の多くの人に学校給食をPRできました。とてもありがたいことです。
学校内の給食ですと、子ども達の反応が目に見えますが、私達は給食センターです。なかなか直接子どもたちとふれあうことはありません。
学校の出場者の方達は、直接子ども達の声援があり、とてもうらやましく思っていました。
そんな話をしていたところ、学校を訪問すれば…ということになり、全ての学校を訪れ、子ども達と話すことができました。
『ぼくたちの給食は全国2位だ!』と喜んでいる姿を見て、本当にうれしかったです。
この受賞は、生産者のおかげとも言えます。とびきり良い野菜をたくさん提供していだたきました。生産者のみなさんは、受賞を自分のことのように喜こび、よりいっそう良い物を作りたいという気持ちになったそうです。
地元では、旅館がこの献立を出したり、乾燥野菜の売り上げアップに繋がったりしました。
給食に不安を覚えていた保護者も、安心できたと言ってくれました。
私は富山県優良教職員にも選ばれ、恐縮しました」
☆砺波は地場産物活用の先駆け
「砺波は全国に先駆けて平成3年から地場産物の給食への活用を始めていました。
先輩方の先進的な活動に感謝しております。
現在では、食育の日を設け、子ども特派員報が生産者インタビューや農業体験をして報告のビデオを全校に配布しています。
親子の料理教室を開催して、若いお母さんが知らない郷土料理を教えます。
生産者との給食会食を設け、子ども達が生産の苦労話を聞きながら給食を食べます。子ども達のために、農薬を使わず手作業で一匹ずつ虫を取る話などを聞くと、子ども達の心に感謝の思いが芽生えています」
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過去の決勝出場を果たした
富山県・砺波市学校給食センター
亀ヶ谷昭子さんの講演
■ 閉会あいさつ 全国学校給食甲子園®実行副委員長 馬場錬成
「みなさんは、全国の2,266校(センター含む)の応募の中から、たいへんな激戦をくぐり抜けてきました。
県代表、さらにブロック代表、そして決勝大会進出へと進んできたわけであります。
決勝大会に進出できなかった方も、そのレシピは決して見劣りするものではないということをお伝えしておきます。
地元にお帰りになったら、学校や地域の方達に誇りを持ってご報告をしてください。
毎年、いろいろなドラマが生まれる全国学校給食甲子園です。
今年は、史上初、親子で県代表に選ばれるというエピソードがありました。そしてご子息が母親を追い越して、決勝大会進出に選ばれました。大変頼もしく思います。
今年は、史上初、親子で県代表に選ばれるというエピソードがありました。そしてご子息が母親を追い越して、決勝大会進出に選ばれました。大変頼もしく思います。
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閉会挨拶
全国学校給食甲子園®実行副委員長
馬場錬成
表彰式参加校のみなさんで記念撮影
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