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2th contest 2007年 第2回大会

全国から給食・調理の達人24人が集結

北から南から給食・調理の達人が集まった。近くでとれた食材でつくる、「体に良くて、安全で、美味しい」究極の給食を競う第2回学校給食甲子園。”土地の味”満載の自慢の給食メニューが1169校(含む給食センター)から寄せられた。

決勝大会に臨むのは、第1次、第2次、第3次選考を経て選出された各ブロック代表12校(センター)の選手24人。決勝前日の11月3日午後、東京・駒込の女子栄養大学には選手とともに食材が持ち込まれ、調理器具の点検が入念に行われた。いつもの調理場とは少し勝手が違うが、ベテランらしくてきぱきとチェックしていた。

午後6時半から同大学内のレストラン、松柏軒でレセプション。後援、協賛、協力の団体・企業の方々や報道関係者が見守る中、選手が入場した。連続出場は2人。ほとんどの選手は少し緊張気味に見える。

主催者の挨拶

主催者を代表して、特定非営利活動法人21世紀構想研究会理事長の馬場錬成・東京理科大大学院教授が「学校給食は食育推進の中心にあります。郷土の料理と郷土の人々の名誉を担って全力を挙げて頑張ってください」と歓迎の挨拶を行った。

辻村実行委員長が激励の言葉

続いて実行委員長の辻村哲夫・独立行政法人国立美術館理事長・東京国立近代美術館長が「昨年の第1回甲子園の開催で食育への関心は高まり、その中で学校給食の果たす役割が広く共有されてきた。明日は敵だが、今晩は楽しくやってください」と激励の言葉を掛けた。

「学校給食への地場産物使用のいいお手本」と文部科学省銭谷事務次官

予定にはなかったのだが、文部科学省の銭谷眞美事務次官がレセプション会場に駆けつけた。「給食の担当をしたこともあるが、大変意義深い大会になった。平成22年までに学校給食への地場産物使用率を3割にしようという取り組みを進めている。みなさんはそのいいお手本です。明日は存分に腕を振るってほしい」と述べた。

農水省の鳩山生産技術課長が「乾杯」

後援している文部科学省、農林水産省、女子栄養大学、財団法人学校給食研究改善協会を代表して、農水省の鳩山正仁・生産技術課長が「給食での地場農産物30%使用は、農水省としても取り組んでいる。生産者側も対応していくので、これから積極的に使ってほしい」と生産者側の立場からの支援メッセージを述べたあと、乾杯の発声。アルコールのおかげか、場内の緊張はほぐれてきた。心づくしの料理を満喫しながら、お互いに地元の話題や給食作りの話などで歓談した。