15th contest 第15回大会について

15回応募者コロナ対策コメント

都道府県
鹿児島県

施設名

学校栄養士

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・急な休校への食材の対応
離島のため、前もって食材(常温物資や冷凍加工品等)が届いているものが多く、休校が決定した時は届いている食材も多かった。翌月に献立を変更して届いている食材をしようするようにしたり、賞味期限の管理をしながら、先に使用できるように調整したり、保管場所がいっぱいになり大変だった。アレルギー対応の関係もあり、急な献立変更はせず、翌月で調整した。
・年度末でもあり、中止した分の給食費の返金についても、各校苦労していた。
・学校の教室での給食時間の指導が、これまでクイズをしたり、食材を触ってもらったりしていたが、実施しづらくなった。

都道府県
大分県

施設名大分県立臼杵支援学校

学校栄養士堀 真楠実

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本校は、全校の人数が92人なので(職員含め)、厨房の隣にあるランチルームで全校そろっての給食を実施していたのですが、新型コロナウイルス感染症対策として各教室等に分散して食べることとなりました。
以前は厨房からランチルームにでれば、全校の児童生徒の給食を食べる姿が見られたのですが、今年はなかなか各教室を回るには時間が足りません。
現在は、日ごとに回る学年を分けて、様子を見に行っています。
また、教室に食缶等を運ぶのにカートを使用するのですが、廊下等にある点字ブロックや段差に車輪が引っかかることもしばしばあり、また衛生面の確保についても教員の方や事務の方と何度も運搬の仕方について検討しました。

都道府県
三重県

施設名四日市市立楠小学校

学校栄養士杉野 有佐

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・急に休校になったり、学校再開が決まり、献立や発注調整が大変でした。
・休校時、家庭でしっかりと食事をしたり、自分で簡単な調理をしたりできるように、給食だよりを発行しました。
・栄養価や、野菜の量等を減らさずに、教室で配膳しやすい献立を工夫しました。人手や時間がかからず、配食しやすくて食べやすいものを考えました。

都道府県
茨城県

施設名常総市豊岡学校給食センター

学校栄養士島田 彩加

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学校再開及び給食再開に対し、常総市学校健康教育部養護教諭部会の先生方の協力をもとに、「学校給食対応マニュアル」の資料を作成しました。
学校給食対応マニュアルでは、準備から片付けまでの流れやおう吐時の対応について職員と児童・生徒に分けマニュアルを作成しました。

■準備
・職員
石けんでの手洗い・手指消毒を行う。
身支度を整える。
児童生徒のへの身支度(白衣・帽子・マスクの着用),石けんでの手洗い・手指消毒の指示。
配膳台の消毒。
教室の換気(少し隙間を開ける)

・児童・生徒
机の上を片付け,きれいにする。
トイレをすませ,全員石けんで丁寧に手を洗う。手指の消毒を行う。
給食当番は身支度を整える(清潔な白衣・帽子,マスクの着用)。
配膳室に給食を取りに行く際に,間隔をあける。

■配膳
・職員
給食当番も受け取る人も会話をしないように指導する。
給食当番が配膳する際に,食べ物に直接触れないように指導する。

・児童・生徒
話をしないで静かに配膳をする。
なるべく素手で食べ物に触れないように気を付ける。
受け取る人は,前の人と間隔をあけて並ぶ。

■喫食中
・職員
児童・生徒と対面にならない位置で食べる。
食事中はマスクを外して給食を食べるため,咳エチケットができるように,机の上に給食用タオル又はハンカチ等の用意をさせる。
静かに食べるように指導する。
おかずの交換をしないように指導する。

・児童・生徒
座席は前向きで座る。
咳エチケットができる様に,机の上に給食用タオル又はハンカチ等を用意する。
待っている間は,本などを触るのも控える。
静かに口を閉じて食べる。
友達の邪魔はしない。
おかずの交換はしない。

■片付け
・職員
下記の通り指導する。
・牛乳パックは,洗わずに小さくたたみ,No.15のビニール袋に入れる。
・ストローや不燃のゴミ(パンやめんの袋等)は,№12号のビニール袋に入れる。
・ごはんの容器は,空のものも中身が入っているものも,ふたをしたまま戻す。
・パンとめんの残菜は,№15のビニール袋に入れる。
・残菜は,入っていた缶に静かに戻す。(汁が飛沫しないように)
・配膳台の消毒。

・児童・生徒
牛乳パックは,洗わずに小さくたたむ。
個別に会話をしないで片付ける(班ごとに片付けない)。
残菜は,入っていた缶に静かに戻す。
配膳室に給食を戻す際は,間隔をあける。

■嘔吐時
・職員
嘔吐したらすぐに報告するように指導する。
嘔吐のあった場所に近づかないように指導する。
1人で対応が難しい場合は,他の先生(養護教諭等)を呼ぶ。
嘔吐した食器やトレーは,他の児童・生徒の物と別にし,学校で廃棄する。
嘔吐物は,食缶に戻さずに処理する。
嘔吐した場所は,消毒し換気をする。
嘔吐した児童の健康観察をする。

・児童・生徒
嘔吐した際には,必ず先生に報告する。
嘔吐した児童・生徒以外は,嘔吐のあった場所に近づかない。
嘔吐した児童・生徒は,体調がすぐれない場合は保健室に移動する。

都道府県
東京都

施設名目黒区立駒場小学校

学校栄養士野崎 桃

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■困った点
・教育委員会より、ソーシャルディスタンスを保つため、配膳内容を3つまでとする、といった条件が提示されているので、一汁二菜の献立が提供できない。そのため、白いご飯としての提供ができず、丼ものや混ぜご飯になってしまう。
・手で直接触ることのないように提供しなければならないので、果物は皮を完全に取り除かなければならず、素材本来の姿を子どもたちに見せることができない。また、使用できる果物が限られてしまう(ブドウや生プルーン、プラムなどは提供ができない)。
・「いただきます」の前にすべて配膳する決まりになっているので、食べ始める時間が遅くなってしまい、残量が以前より多い。
・牛乳パックのリサイクルができない。

■改善した点
・教職員の衛生観念が改善し、白衣・マスクの着用が日常的になった。
・児童の手洗いやランチマットの使い方等が徹底された。
・ソーシャルディスタンスを保って準備や片付けを行っているので、皿の割れる枚数が減った。
・準備、食事中、片付けも含め、静かに落ち着いてできるようになった。

都道府県
富山県

施設名高岡市立福岡小学校

学校栄養士小杉 泰子

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■困った点
新型コロナウイルス感染予防のため、学校が長期臨時休業になり、家庭での児童の食生活が心配された。そこで、3月と4月には、作り方を写真で示した“電子レンジやフライパンで簡単にできる料理”を学校のホームページに掲載し、バランスのよい食事について、家庭へ啓発した。 また、5月には、昨年度に料理クラブ活動で作った“簡単なおやつ”「豆腐入り白玉団子の 黒蜜かけ」「にらとハムのちぢみ」「フルーツカナッペ」について、写真入りレシピを作成し、ホームページに掲載するとともに給食だよりで家庭へ知らせた。

都道府県
福井県

施設名福井県立奥越特別支援学校

学校栄養士近藤 智美

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■困った点
予期せぬ長期休校のため、開封済み調味料(油、粉物等)を廃棄した。
月分として納品された精米の保管方法や、その古い精米を美味しく食べるための工夫などに困った。結局、気温が上がる前(5月)に冷蔵庫に移し、普通に炊飯した。
3月(年度末)で給食会計を締める予定だったため、残高及び集金済み3月分給食費の返金作業が非常に大変だった。 調理員(給食日のみ勤務の非常勤)の仕事が無かった。
給食納品業者(八百屋・肉屋・加工業者など)が長期休校の煽りを受けて廃業しないか心配だった。(開業日を減らしてなんとか存続している商店もあった。)
再開後も、通常では病欠や出席するような症状でも出席停止となり、給食費の返金の対応に困った(就学奨励費が絡むため)。
新規アレルギー児の保護者との面談が進まず、対応決定に時間がかかった。また、保護者と会うことが出来ず、献立(アレルギー)の確認が行いにくかった。 給食時間に話してはいけないので、指導者がマスク着用で離れ他場所からでも給食についての指導をしてよいか戸惑った。

■対応した点
〔献立〕
教員が手で触らなければ食介助(支援)できない料理・果物(例:オレンジなど)は提供しない。
〔配膳〕
児童生徒には配膳させず、教職員が配膳する。また、担当クラス以外の配膳を手伝う場合は、必ずその記録を残す。
通常の「下痢、発熱、腹痛、嘔吐の症状のある人」に加え、「風邪の諸症状や微熱のある人」も配膳しない。(通常時から毎日記録有り)
教室喫食者はクラス毎にランチルームに給食を取りに来て、ランチルーム喫食者はそれらが完全に出てからランチルームに入室することで密を避ける。
〔喫食〕
各自適度な間隔を保った上で、全員が同一方向を向いて食べる。
(障がいの特性上、校内規則では静かに食べることは求めなかったが、おおよそ出来ていた。)
通常は全校児童生徒がランチルームで同一時間に食べるが、高等部は教室で食べ、小中学部のみランチルームで食べる。
また、給食指導(介助・支援)に入る最低限の教員以外は職員室など別室で食べ、密を避ける。
ランチルームの机にテープ(目印)を貼り、毎回、距離を保てるようにする。
要介助者と介助者は同時に食べない。介助者はマスク着用で介助する。
コロナ版おかわりルールを設け、感染症対策をふまえながら、衛生的に量の調整ができるように配慮した。(トング等の共用禁止等)
給食時間はマスクを外すため、エアコン運転時でも部屋のドアや窓を開けるなどして換気を行う。
〔下膳〕
牛乳パックは、以前はたたんでまとめていたが、たたむだけで、まとめなくてよい。
〔環境〕
調理員の毎日の清掃に「椅子、扉の取っ手、手洗い場、電気のスイッチ、窓」など、手の触れるところのアルコール消毒作業を追加した。
消毒液節約及び消毒作業量軽減のため、ランチルームの使用しない椅子を撤去した。(障がいの特性上、触らないことを徹底するのは不可能だったため。)
加熱調理をしない時間帯(例:下処理、上処理、清掃)も最大出力で業務用換気扇を回した。
休校中の調理員の業務として、夏期休業中の清掃に加え、夏期休業でも手の回らないところまで徹底的に清掃した。
〔食育を絡めた感染症対策指導〕
食育に関する指導資料を教員の共有フォルダに入れて周知した。
(手洗い歌(音声データ、歌詞カード、楽譜)、手洗い劇の台本、手洗い紙芝居(2種類)、手洗いカルタ、手洗いまちがい探し、生活習慣のパワーポイント版紙芝居資料(ばっかり食べ、運動不足、早起き、排便、手洗い、歯磨き)) 約2メートルの実物大の生き物(食べ物)のタペストリー等を掲示し、食育を絡めたソーシャルディスタンスの指導。

都道府県
愛媛県

施設名

学校栄養士

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調理場の担当校(配送校)で、分散登校と隔日登校をする学校があり、人数変更や献立変 更のみならず、納入業者への数量変更にかなりの時間がかかりました。
学校給食では、いつ休校対応をすることになるかわからない状況であったため、消費期 限が短い食材(ぎょうざの皮等)の使用は控えました。また、手作りふりかけはご飯に混 ぜて提供し、子どもたちの配膳時間の短縮に努めました。

都道府県
新潟県

施設名

学校栄養士

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■困った点
・急な休校措置で食材のキャンセル等の業務があり、多忙だった。
・給食再開後も、国の示す新しい生活様式に沿ったやり方に準じきれない部分があり、今までとあまり変わらない対応になってしまっている。
・新型コロナウィルスだけでなく天候も関係するが、給食に使う野菜類の高騰や冷凍カットフルーツ(個付け用)が全国的に品薄になっているので、今後の給食運営が不安で困っている。

都道府県
長崎県

施設名佐世保市立広田小学校

学校栄養士井手まさ子

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新型コロナウィルス対策として、現場での悩みは、給食時間の指導方法についてです。
今、学校現場で給食時間に一番優先していることは、話をせず、静かに前を向いて食べるということです。
その状況の中で、給食時間に直接児童へ指導する方法について悩みます。
今までのように、児童の反応があるような指導方法が、新型コロナウィルス対策とは逆行しているので、新しい指導の方法を考える必要があるのかなと考えます。
給食時間の放送、(設備が整っているなら)映像での指導などが、考えられるが、一方通行の指導になってしまっていないかと感じます。
現状では、掲示物や放送、配膳表上での指導、食育だより等での指導しかできないのが悩みです。

都道府県
愛知県

施設名東栄町学校給食共同調理場

学校栄養士

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■調理場における感染対策について
・ コロナウイルス感染拡大防止のために、文部科学省や県教育委員会から調理場での対応について文書が届いた。その文書に従って、調理場で、対応している。納入業者や部外者の健康観察では、コロナウイルス対策の項目も加えて点検している。児童生徒の健康観察も同様に実施している。
・ 学校給食が再開される前に、給食調理員とともに調理場における対策を考えたが、細かい部分での対応について悩むことがあった。感染防止のための対策として考えると、すべきことはたくさんあるが、どこで線引きをしたらよいのか判断に迷う。調理作業と洗浄作業での感染リスクを考えて、対策をすることにした。
作業ごとの手洗いを徹底する。
出来上がりの料理や非加熱食品を扱う時には、使い捨て手袋を着用。
児童生徒職員からのリスクを軽減させるため、はし・スプーンを持参してもらう。
洗浄作業時のロングゴム手袋の着用する。
児童生徒職員が使用した食器が調理場に返ってきた後、食器の洗浄をするが、食器具を調理員が手で触ることになる。 →洗浄作業のしにくさはあるが、腕まで覆えるゴム手袋を用意し、洗浄前の食器や児童生徒が触った器具を直接触らないようにした。
また、使用後のゴム手袋は、洗浄作業終了後、消毒用のシンクを使用し、洗浄・消毒・すすぎをしたあと、乾かし、清潔な容器に入れて保存している。
・ 本来夏休み期間である7月20日~7月31日と8月17日以降に、給食が実施される。気温が上昇することが考えられ、食中毒や調理員の熱中症が心配される。調理場内は空調・真空冷却器が完備されているため、給食調理中は室温上昇を抑制し、食材の温度を一気に下げることはできている。
・ 午後の洗浄作業では、洗浄機の熱気で室温が上昇する。調理員の熱中症対策として、洗浄作業時の調理衣の着用をやめ、Tシャツでの作業をすることにした。コロナウイルス感染拡大防止のために、常にマスクを着用しているが、室温やマスク内の温度が上昇する。適宜水分補給をしたり、必要に応じてマスクを外したりしている。熱中症予防タブレットを食べたり、スポーツドリンクを適宜飲みながら、給食調理・食器洗浄を行うようにしている。

都道府県
茨城県

施設名

学校栄養士

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急に休校が決まるため、発注した食材をキャンセルできなかったこともあり、困りました。工夫として、今まで、ひと月分ごとの発注を行っていたのを、半月分ずつに変更しました。数が大きい、コロッケやハンバーグ等の冷凍主菜などはキャンセルできない可能性を考慮し、あらかじめ次の月に同じ商品を組み込んだ献立作成をしました。それでもキャンセルができず、賞味期限が迫っていたり、給食センターの冷凍庫や冷蔵庫に入りきれない商品は、公立の幼稚園、学童等に配布をしたり、市の社会福祉協議会のフードバンクに寄付等を行いました。

都道府県
群馬県

施設名

学校栄養士

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配食時間の短縮を目的とした、副菜の中止があったため、栄養価の充足が心配だった。 汁ものを具たくさんにしたり、カレーや肉じゃがなどの野菜を多く使用できるメニューをいつもより多く取り入れたりして、対応を行った。
給食再開をしたものの児童生徒は食が細くなっており、一品少ないにも関わらず、残量がいつもと変わらない学校もあった。
給食時間にクラスを覗いても、全員前を向いて座り、無言で食べる様子から、給食が楽しいと捉えてもらうには、難しい環境であった。そのため、活気も、「おかわり」にいく人数も少なく、食の進みが悪いように感じた。

都道府県
長崎県

施設名

学校栄養士

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■困った点
・児童や調理従事者の感染防止(3密の回避) ・夏季休業日短縮に伴う給食実施に向けた食中毒・熱中症対策

■対応・改善した点
・給食前の手指消毒
・グループを作らず、前向きで給食を食べること
・教室や調理従事者の休憩室を絶えず換気すること
・調理従事者の健康チェックに出勤前の体温を記入すること
・献立の工夫
 揚げ物・和え物・果物の中止、使用する食器数の削減
・調理従事者用にネッククーラーと飲料の購入

都道府県
山形県

施設名

学校栄養士

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給食の配膳台や児童の机の消毒をすることになったが、児童が薬液にふれることが心配だったので、効果は分からないが放課後担任による消毒で対応することにした。
・教室でソーシャルディスタンスをとりながら配膳するには狭すぎたため、廊下や隣の空き教室を使っての配膳をすることになった。そのため、給食室までの移動ルートを変更した。狭さは解消され、担任による様々な工夫はあるものの、児童がソーシャルディスタンスを保つことは難しい。
・飛沫感染予防のために机は全員前向き、おしゃべりはしない、としたが、慣れてくると体を向けて話したり、おしゃべりも増えたりと、なかなか指導が続かない。これを続けさせるためにビデオを見せるクラスがあり、ビデオを見やすくするため電気も消して食べるため、関心が給食へは向かないのか残菜が増える傾向があり、本末転倒ではないかと思われる状況もある。
・コロナ感染予防のために本当に必要なことは何なのか優先順位が分からず、全部やろうとすると矛盾が出てしまう。教師も児童も知識が不十分で指導がいきわたらない。コロナ対策を優先させてしまうと、今まで行ってきた食指導が行えなかったり、新しい生活様式と反することがあったりして、これからの給食指導はどうあるべきか悩んでしまう。

都道府県
山梨県

施設名早川町学校給食センター

学校栄養士小林美波

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町内の小学校、中学校はそれぞれ全校児童・生徒数が20名ほどです。以前はランチルーム等で一斉に給食を食べていましたが、新型コロナウイルス対策として2つの部屋に分けたり(一部屋15名前後)、各学年で食べたり(最大9名、最小2名)して、対応しています。
それに伴い給食準備に必要な時間が増え、今までは児童・生徒が配膳していましたが教職員が料理を盛りつけることになり負担が増えました。文部科学省から発出された「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」で定める地域感染レベルは現在レベル1です。レベル2だった時期もあり、できる限りの感染防止対策をとることを目的に実施していましたが、実際ここまでする必要があるのか分からなくなりました。対応変更のタイミングが分からず困っています。

都道府県
徳島県

施設名

学校栄養士

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校内食育推進委員会を必要に応じて開催し,安全な給食が運営できるよう、不安・疑問等や情報共有・共通理解できるよう対応・改善の場としている。

①給食の受け渡しや返却
3密を避けるため,学校再開時の6月は低・中・高学年で5分程度の差をつけた。その後,学校生活の様子やプール学習開始等に合わせ見直しをしている。学校生活に不慣れな第1学年については,最初は20分程度,7月末時点で15分程度,4時間目を短縮し,給食の準備に取りかかっている。給食の受け渡しや返却に時間差を設けることで3密を避け,食事時間も従来通り確保をしている。
児童給食委員会は,円滑な受け渡し・返却となるよう,活動を行っている
②手洗いについて
・養護教諭…TV朝会での全体指導。
・情報担当教諭…学級での手洗い指導に差が生じないよう,共有データの作成
・児童保健委員会…手洗い場の掲示・石鹸・毎朝の健康チェック表の配布など
・児童放送委員会…休み時間等1日1回は手洗いソングを流し,児童へ啓発
・その他…ハンカチ2枚持参(1枚は給食用)の呼びかけ,など
③給食当番について
本校は,給食エプロンは個人持ち。給食当番用マスクは,毎年4月に学校で一括購入し配布している。マスクについては,給食専用のマスクとして,エプロンとともに準備するよう、保護者にお願いしている
担任…給食当番への健康チェック,3密に配慮した教室と給食室への移動。
④配膳
・従来通り,児童による配膳だが,無言で配膳する。
・いったん配食された料理は,お減らししない。
・できるだけ注ぎきるが,つぎ足す場合は,担任が行う。
・給食当番以外は着座し,給食指導等の映像を視聴する。
⑤食事
・マスクは「いただきます」で外し決められた場所に置く。食事終了後つける
・食事のあいさつは,代表者が発声し,食事中は,前向き無言

都道府県
愛知県

施設名

学校栄養士

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大規模調理場となると、融通が利かないため、大量な食材カット、事前に、数か月先(11月)までの献立変更が必要であった。また、生鮮食品を、再利用ができる冷凍食材に切り替え、栄養価が満たすことに苦戦した。さらに、配食のリスクを減らすために献立数を減らすこととなり、生のフルーツの提供も停止となったため、献立が非常に寂しくなってしまった。その対応として、個包装のデザート類や、具だくさんの汁物や煮物を多くすることで、野菜や果物等で補うビタミン類を摂取できるようにした。

都道府県
東京都

施設名

学校栄養士

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配膳に必要な人数を減らす様に献立の工夫をしました。 また、生徒には給食前の手洗いだけでなく、給食後の手洗いも週間とするよう、給食指導を行いました。 パンの個包装を希望しましたが、パン工場に個包装の希望が殺到し、対応しきれないということがありました。仕方ないので、管理職に報告し個包装はあきらめ、手洗いを徹底し、従来通りとしました。

都道府県
愛媛県

施設名

学校栄養士

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大きな混乱はありませんでした。しかし、学校での給食指導マニュアルの作成については、たくさんの時間がかかりました。さらに、未経験の事態が起きる中で、マニュアルの周知・徹底に難しさを感じました。 中学校ではこれまで、給食時間に学級担任や副担任のエプロン着用が徹底されていなかった。しかし、感染防止対策としてエプロンの着用を呼び掛けたところ、着用率が増えた。感染拡大終息後も、全員の着用を持続させていきたい。

都道府県
新潟県

施設名

学校栄養士

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■困った点
・新型コロナウイルスによる各受配校の休校や学校行事の変更など、急な変更に対応するのが大変でした。
・給食提供数が多いこともあり、在庫管理の負担が大きかったです。在庫の消化に伴う急な献立変更やアレルギー対応もあったため、現場では対応に追われていました。

■対応・改善した点
・果物やかまぼこなど保存のきかない物資は注文するのを控えるようにしています

都道府県
大阪府

施設名

学校栄養士

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アレルギー対応が必要な児童生徒が多く在籍することと、アレルギー対応品目が非常に多いため、すべての食物アレルギーへの配慮は困難である。
・知的障害学校であるため、児童生徒(特に小学部)との密を避けることが難しい。意識や工夫はするが、児童生徒への摂食指導において場合によっては、密になってしまう。(マンツーマンで対応しないと喫食が難しい等)一般の小学校中学校とは違う面で配慮が必要な部分がたくさんあるが、教育委員会の通知資料を基に対応を行っている。

都道府県
新潟県

施設名見附市学校給食センター

学校栄養士早川 有里子

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休校開けからの給食では、配膳を教室内ではなく、ホールなど広いスペースを使い、各クラス1台だった配膳台も2台ずつ使用し、間隔を開けて配膳ができるようにしました。また、給食は、全員が前を向き、「いただきます」でマスクを外し、その後は、会話することなく静かに食べて、マスクを付けてから「ごちそうさま」をするようにしました。
栄養教諭が子どもたちの前で行っていた給食時間でのミニ指導も、おしゃべり禁止の中だとなかなか行うことができず、代わりに給食時間の放送を活用し、食育指導を行っています。

都道府県
岩手県

施設名

学校栄養士

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どこの施設もそうだと思いますが、急な休校によって食品ロスが発生したことです。国からの休校要請から県からの通知が来るまでにタイムラグがあり、本当は通知を待つべきでしたが、業者には少しでも早く知らせるべきだろうと思い、県の通知を待たずに金曜のうちにキャンセルの連絡をしました。結局は業者の方も大量の在庫を抱えることになりましたし、キャンセルできない食材については学校で引き取ることになりました。本校では予算に余裕をもたせていたのでなんとかなりましたが、お金がなく困った施設もあるのではないかと思います。休校の発表時点で、給食について配慮することすら念頭になかったのだと思いますが、木曜の夕方に発表し金曜挟んで月曜から休校はどう考えても無理があります。土日はほとんどの業者が動いていません。せめて2日くらいの猶予をもたせるとかできなかったのかなと思います。
コロナ対策として国から通知のあった、国産果物の学校給食への提供事業ですが、申し込み後いつまで経っても返答がなく、献立決定後に「供給の調整ができませんでした」という連絡がありました。結局、7月はメロンとさくらんぼを自費で提供するしかありませんでした。見切り発車の企画をした農林水産省に不信感しかありません。県の農産課の方々はじめ、この企画で振り回された方は多いのではと思います。
マスク、消毒液、手洗い石けん液など調理に必要な物品が購入できなかったり、買えても高値だったりするのが今の悩みです。調理施設にも(布製マスクではなく)サージカルマスクが購入できる仕組みができないものでしょうか。
本校では今まで食堂で一斉食べていましたが、4月からは1学年と2・3学年の2便体制にして給食をとることにしました。一列に並び、同じ方向を向いて食べています。喫食中は私語も禁止です。喫食後には喚起をし、スイッチやドアノブ等の消毒を職員が行っています。
マスクの扱いに慣れていない生徒が多いだろうと考え、保健部で動画を作成し、給食オリエンテーションを開いて説明しました。視覚的に理解でき、本校のような生徒へは有効であったと思います。

都道府県
大分県

施設名

学校栄養士

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今回の新型コロナウイルスの影響で、給食再開をする際は、簡易給食にした方が良いのか、通常の献立のままで良いのか判断が難しかったです。
国のガイドラインを見たり、県内の他の市町村の様子を聞いたりしました。結局、国のガイドラインに沿い、通常の献立にしました。しかし、給食再開初日に所属校の給食の配膳の様子を見に行くと、コロナ対策の配膳方法を取っていることで、時間がかかっていました。最初の数日の献立は、おかずを2品にしたり、主菜は数物にしたりしていた方が、配膳がスムーズだったかなと反省しました。
給食が再開して約2か月が経とうとしている今では、児童も先生も慣れて、おかずが3品ある日でもスムーズに配膳ができています。
指導の面では、所属校はランチルームを使用していたことから、ランチルームで給食前に講話をしていました。クイズ形式にして、子どもたちも声をだして、クイズに答えてくれていました。しかし、今は各教室での喫食、給食時間はおしゃべり禁止です。
今年度に入っての指導は、栄養士が各教室に回って、数分お話する程度です。教室に入る際も気をつかいます。クイズはせずに、児童が見てすぐにわかるように、紙にキーワードを書いてお話しています。 また、先日、牛肉の生産者さんが学校へ来てくれた際は、ZOOMを使い、生産者さんと栄養士の講話を、各教室のテレビに生配信をしました。
IT機器の充実と、それを使いこなす技術が必要なので、IT機器の勉強もしないといけないなと実感しました。

都道府県
栃木県

施設名下野市立国分寺学校給食センター

学校栄養士宍戸恵美

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■困った点(対応策)
①急な臨時休校に伴い、キャンセルの利かなかった食材の処理について
→センター職員・調理員・受配校の教職員で買い取った。
賞味期限の長い冷凍品や常温品は、栃木県学校給食会の冷凍庫で保管していただき、給食再開後、順次使用した。 ②給食を作らなくても、定期的に機器類を稼働しないと、調子が悪くなるとメーカーから連絡があったため、1~2週間に1度、稼働させた。(実際に調理はせず、炊飯機は水を入れて稼働させた)
③使い捨てマスク・消毒用アルコール・使い捨て手袋等が入手しにくかった。
→臨時休校で、調理作業をしなくてすんだため、在庫切れにはならなかったが、現在も出荷制限があるため、入手しにくい。

■改善した点
①今後、急な臨時休校による食品ロスを防ぐため、今までチルド品を使用していた食品の中で、冷凍品で代用できるものは冷凍品に変更。(例:豆腐や野菜など)

都道府県
愛知県

施設名

学校栄養士

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新型コロナウイルス対策として、パンの提供の個包装されたものに変更した。今までは、パンケースに大袋で定数量入ったものが学校に届き、クラスごとの食数に調理員が数えていた。大袋のものはパンがむき出しの状態であることや、パンが個包装されることで給食当番を介さないで配膳することができる。しかし、パンを個包装にすることで、1個あたり4.5円高くなってしまうが、パンの回数が月に2回程度のため、新型コロナウイルスが落ち着くまでは個包装で対応していくようにした。

都道府県
福井県

施設名

学校栄養士

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密を避けるため、給食前の手洗い時間が長くなることを考慮し、給食の献立もできるだけ時間のかからない内容に変更することとなった。具体的には、おかずを一品減らし、一個物(フライや魚、ふりかけやゼリーなど)を増やした。
給食室でも、複数の人が触る場所(ドアや冷蔵庫の取っ手など)は、一日一回以上のアルコール消毒を行っており、また、下膳後は給食室に入る前の手洗いを徹底している。
夏休みが短くなり、暑い時期の給食回数が増えたことで、給食室の状態(温度や湿度、調理技師の労働環境)が心配である。そのため、和え物の回数を減らすなど、衛生管理を意識した献立になるよう工夫している。

都道府県
石川県

施設名かほく市第2学校給食センター

学校栄養士堀 いづみ

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■困った点
休校が突然決まり、予定していた給食が行えなくなったので、食材の扱いに苦労した。 キャンセルできなかった食材に関しては、賞味期限のあるものは6月や7月に使用したが、それ以外のものは廃棄するしかなく、支払いも発生した。
3月に使用予定だった品物を6月に使用するため、季節感を考慮することができなかった。(菜の花、卒業お祝いデザート等)
授業時数の確保のため、8月も給食を行うこととなり、真夏の暑さの中、調理員の体調管理や調理場を出た後の給食の温度管理が心配である。

■改善した点
給食再開に際し、おかずを3品から2品に減らし、代わりにデザートを付け、配膳時にできるだけたくさんの人が触らず、密にならないように工夫した。
交差汚染をさけるため、教室での配膳方法を工夫した。

都道府県
鳥取県

施設名

学校栄養士

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■困った点
・給食時間に食の指導をすることが難しかった。子どもたちに問いかけをしない形での食の指導を心がけたが、ついコミュニケーションをとってしまい、自分が感染源にならないか不安だった。
・給食試食会や、学校保健安全委員会を中止された学校が多く、保護者に直接学校給食に関する啓発をする機会が減ってしまった。

■改善した点
・マスク着用、手洗い、アルコール消毒を徹底している。
・献立表や食育だよりで情報提供をしている。

都道府県
長崎県

施設名

学校栄養士

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■困った点
・急な給食中止で、業者の方へ食材の発注中止のお願いをし、大変ご迷惑をおかけした。
・注文予定だった食材を、先の献立で使用するよう、作成済みの献立の変更もあった。
・学校再開直後は残菜量が多くなった。

■改善した点
・給食訪問指導の一時中断した。(指導計画の変更)
・給食時間中の指導時は、マスクを外さず行うこととした。また箸の指導などで児童生徒に触れることのないよう配慮した。
・出勤時、検温する体制を整えた。
・家庭で過ごす時間が増えること、食事バランスが乱れることを踏まえ、家庭でできる簡単な野菜料理の給食レシピを配布した。

都道府県
静岡県

施設名賀茂給食センター

学校栄養士水口 朋美

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給食当番の健康チェックを、給食当番のみでなく、全員の健康チェックを行うこととしました。
小学校では、低学年は、教職員が盛り付けし、児童が自分の分は自分でトレーに配膳し、密にならないように距離をおきながら準備をする形を取りました。3年生以上は、当番が盛り付けをし、盛り付けが終わったら、当番も自分の分は自分で配膳する形としました。また、机も距離を置き、向かい合わせにせず、担任も子供達も一方向を向いて食べる形をとりました。
中学校も今までは、ランチルームにて、全校生徒で給食を食べていましたが、密を避けるために、1,2年生は各教室、3年生はランチルームで、距離をおいて食べることにしています。
西伊豆町教育委員会からも、新型コロナウイルス感染症に対応した教育活動に関するガイドラインも出ていますが、給食時の対応としては、①配膳時は、給食当番だけでなく全員がマスクを着用する。②食事前に、児童生徒の手洗い、消毒をする。③会食は、机を向かい合わせにせず、できるだけ距離をあける。また、会話を控える。という3点も徹底しています。 給食時の放送もコロナが流行する前は給食委員会の子供達が、していましたが、子供達の3密を防ぐために、栄養教諭が献立や、3色の栄養素など給食に関することを伝えたり、手洗いの徹底を呼びかけたり、手洗いソングを流したりしています。

都道府県
宮崎県

施設名門川町立門川小学校

学校栄養士宮本元子

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今回のコロナウィルス対応では、急に給食が止まったり、分散登校になったり、食材の管理に追われた。特に食材を無駄にしないことを考え、普段は生の魚を鮮魚店に注文するが、急に停止になった時のことを考え、学校給食会の冷凍の魚に切り替えた。その場合、焼き物では中心温度が上がらないことから、調理形態も揚げ物に変更した。  変更に次ぐ変更で、食物アレルギー児童への対応に苦慮した。事前にチェックしているので、献立が変更になると、再度チェックが必要になってくる。今後は、できるだけ献立変更をせず、事前にチェックした献立で対応していきたい。計画的な対応をしていくことが事故を防ぐことにつながると考える。

都道府県
長野県

施設名

学校栄養士

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急な休校等により食材納入業者の負担が大きくなってしまったと思われます。なるべく負担をかけないように個人で買い取りをしたり、使える物は先に回したり、献立も保存が利く食材に変更したりしました。 業者の方々は大変な状況でも、とても親身になって対応してくださり本当にありがたかったです。人とのつながりの大切さを改めて感じました。
・教室が密になりやすいので、人数が多いクラスは空き教室を使用して2つに分かれて食べるようにしています。
・給食室前廊下に、距離をとるために足跡マークの貼り付けをしました。
・国から出された対応方法に準じて行うが、学校の施設設備の現状を考えると必ずしもすべて対応できるわけではないので、どこまで厳密に行っていくか悩むところはたくさんありました。

都道府県
茨城県

施設名

学校栄養士

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休校期間中に食生活が乱れていた人も多いのではないか,バランスのよい食事から免疫力を高めてコロナ感染を予防するという考えもあり,通常通りの給食を実施してきました。
 給食時の対応について,県から出た方針に基づいて市の方針も提示しましたが,規模や設備,人員などが異なってくるので基本的に学校裁量の対応を行っています。小学校で比べてみても,対応の仕方や難しさが異なり,指導に入ったときのギャップがある状態に困惑している部分があります。コロナ対応も十分行いながら,指導すべき箇所はしっかり指導ができるような状況を整えたいですが,なかなか難しいのが現状です。
 私の勤務している学校に関しては,食べ始める前に配りき,おかわりのない状態で一人一人が給食に満足できる状態を作れるよう,先生方に協力を仰いでいます。しかし,中には給食当番に任せっきりで終わってしまう人もいるので,その先生方の巻き込み方が難しいです。

都道府県
新潟県

施設名

学校栄養士

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学校の休校明け以降、過密を作らないために、給食の品数を減らして、容易に 配膳ができるようにという指示が市からあり、あえ物をなくしたり、混ぜご飯にしたりという献立に変更して給食を実施しています。本献立も過去に実施したものですが、コロナ対応献立として、今後の給食でも実施したいと考えています。

■調理業務委託業者の応援者について不安がある。
調理業務委託業者の従事者数が仕様人数に満たしておらず、6月の給食再開から現在も都市部(東京都・埼玉県)からの応援 者に頼っている状況。応援者は公共交通機関を利用していることもあり、調理従事者のコロナ感染が不安。

■対応、改善事項
・主食、主菜、副菜、汁ものという基本的な食事スタイルでの提供ができない。郷土料理なども出しにくくなった。
・品数を減らしたことによる栄養摂取量の低下や見た目の物足りなさがある。 →汁ものの具を増やしたり、主菜に野菜などを加えボリュームを出し、物足りなさを感じないようにする工夫をした。また、家庭においても食事の準備が大変な時は、汁にたくさんの具を入れることで1つのおかずになることや減塩につながることを給食だよりで啓発した。
・例年の夏休み期間中にも給食が実施されます。保冷手段や学校配膳室の空調が整備されない中、真夏に給食を行うのは非常に危険を感じます。すでに100%の配慮をしながらの給食づくりですが、これ以上は事故がないことを神様に祈るしかありません。

都道府県
富山県

施設名富山県立しらとり支援学校

学校栄養士池田 育代

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■困った点
人との間隔を最低1メートル空け、机を向かい合わせにせず、または会話を控えるため、ランチルームの収容人数が1/3の40人になった。
介助や声掛けが必要な児童生徒が多いため、食事の時の間隔を広くとる事ができない。
品数を少なく、配膳の手数を少ない献立で栄養価を満たさなければならないため、具だくさんの献立が増えた。そのため障害特性で単品を好む児童生徒は、食に対する意欲が減った。

■対応・改善した点
配膳場所を空き教室で行い、衛生面・効率面が向上した。
2方向の換気をしながら食事した。
食事前の手洗い、ハンカチの携行、マスクの衛生的な取扱いについての関心が高まった。

都道府県
山口県

施設名岩国市立岩国小学校

学校栄養士福田 奈央子

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■困った点
・多数の人が接触する機会を減らした献立作りの難しさ。(具体的には、生の果物の提供をそうするべきか。)
・単独校となるため、自校の献立決めに苦慮した。近隣の栄養教諭の情報を集め、調理員との連絡、調整を踏まえて、献立を決定した。

■対応点
・学級では、児童ひとりひとりに配食されたものは量の加減はさせない。もし食缶に残っている給食がある場合は、担任がおかわりを配る。
給食時間の終わりのチャイムで食べきれなかったものは残して、だらだらと食べさせない。
・給食時間になったらまず児童ひとりひとりに手指の手洗いを徹底させ、手にアルコール消毒をする。

都道府県
栃木県

施設名

学校栄養士

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■困った点
・感染拡大防止の観点から、通常献立より1品少ない(副菜を削除)献立のため、エネルギーや食物繊維、カルシウムが不足する日が多くなってしまいました。
・急なキャンセルに対応できるように献立を考えなければならないため、冷凍食品が増え、通常なら生で出していた野菜を冷凍にしたり、くだものを使用するところをゼリーにしたりとなかなか新鮮なものを提供するのが難しくなりました。

■対応点
・パンをすべて個装にし、感染拡大防止に努めました。

都道府県
長崎県

施設名

学校栄養士

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・手袋、消毒用アルコール等の不足
・感染予防対策のための献立作成
(品数を減らす、果物を減らす、直に触れて食べる献立を減らす 等)
・密を防ぐための給食指導
(品数に合わせた給食当番の数、配膳室前で並ぶ時の間隔、教室での机の配置、分散給食、配食方法の変更 等)
・給食時間に会話ができないため、栄養教諭による食育指導も難しい。

都道府県
栃木県

施設名小山市立小山北学校給食共同調理場

学校栄養士植木 由香里

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■困った点
・給食開始直後は、キャンセルのしやすさも考慮し献立を組んでいたが、問題が長期化し突発的な休業が考えられるので、対応が難しくなる
・子供たちが配膳する際に、使い捨ての手袋を使用させているが、手袋をした安心感から、様々な場所を触っている気がして気になる

■対応・改善した点
・調理場の休憩室がせまいので、時間差で休憩をとるようにして密にならないようにしている
・教室で給食を準備する際、一斉に並んで密にならないよう、班ごとなど人数を区切って並ばせるようにしている

都道府県
奈良県

施設名

学校栄養士

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・ 配膳の負担を少なくするために、品数を減らしているが、児童からは足りないという声も聞かれる。
・ 発注後のキャンセルが続いたことで、地場産物の取り扱いが難しくなっている。少しずつ積み重ねてきた地場産物の取組が今後に繋ぐことができるのか不安に思っている。
・ 一方通行歩行、時間差をつけての準備配膳、給食片付け体制の変更等、コロナ対策として給食指導体制を見直すこと喫食時が確保され、更に前向きで食べていることで給食時間の指導がしやすくなった。

都道府県
茨城県

施設名北茨城市立学校給食センター

学校栄養士吉久保 美香

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■困った点
・ 急遽休校が決定したため,発注していた食材のキャンセルに苦労した。キャンセルできたものはよかったが,キャンセルができなかった食材の使用方法や費用をどうするかなど,協議に時間がかかった。
・ 休校の決定が遅れた際は,業者によって当月分すべてキャンセル不可で,その月の中ですべて納品させてほしいと依頼され,給食センターの冷凍庫が満杯になってしまった。
・ 旬の食材や行事食などを取り入れた献立を心がけていたが,在庫として残ってしまった食材を使うことを優先せざるを得なかった。例えば,3月に使用予定だったすだちゼリーや,三色ゼリー,鰆などを6月に使用するなど,季節感のない献立が続いてしまった。

■対応・改善した点
給食再開後1週間は,配膳の時間短縮のため,おかずを1品減らすようにした。

都道府県
佐賀県

施設名小城市立小中一貫校芦刈観瀾校

学校栄養士川田 孝子

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■対応した点
・調理従事者が新しい生活様式を取り入れた。
 (子ども達の命を預かった仕事をしているので、不要不急の外出、県外へのおでかけを控える、外出時のマスクの着用、手洗いの徹底など)

■改善した点
・調理現場で作業をする際、可能な限りソ-シャルディスタンスを行った。
(例:野菜等を包丁で裁断する際、隣の人との距離を以前より確保した)
・作業以外の休憩時間においても、マスクを着用し、部屋の換気を十分に行うようにした。
・調理従事者が給食を食べる際のおしゃべりを控えるようにした。

■給食時間
・児童生徒が給食を食べる際に、全員前向きで食べるようにした。
担任がその都度言わないでいいように、給食時間になったら「前向きでおしゃべりしないで食べる」というイラスト入りの掲示物を全クラス黒板に貼るようにした。
・文部科学省より、給食は品数を少なくしたり、調理場で 弁当容器に盛りつけたりするなどの通知が届いたので、給食の準備が短時間でできるように、給食準備時間を計測し、今日よりも明日というように短時間でできるよう先生方と一緒に指導を行った。そのおかげで、どの学年も準備にかかる時間が早くなった。

都道府県
新潟県

施設名

学校栄養士

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■学校現場
調理場は、3つの学校に受配しており、そのうちの小学校2校は、どちらも全校一斉にランチルームで給食を食べていましたが、コロナウイルス対策で、半分の学年は教室で食べることになりました。
3階まで食缶を運ぶクラスもあり、配膳時間が多くかかり、給食の喫食時間が短くなりました。また、運んでいる最中に、こぼれたり落としたりした場合の焼けどや怪我の心配も増えました。今のところ、けがをした児童はいません。 栄養教諭としては、給食指導がランチルームだけだと全校児童に伝えられず、時間的にどうしても指導に回れないクラスが出るため、残念に感じています…。

■調理場
給食停止の決定が毎回急であり、大変でした。(3月、GW前、GW明け)
業者への連絡等がすべて栄養教諭任せだったため教育委員会にも少しは協力してほしかったな…と思いました。

給食停止期間に使用予定の食材で、キャンセルができなかったものは、次の月に使うなど、食材の管理に時間がかかりました。

都道府県
栃木県

施設名

学校栄養士

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■受配校のコロナ対策についての情報収集に困った。
学校栄養士の所属校はあるものの、学校勤務ではなく給食センター勤務のため、学校でのコロナ対策についての情報や実態把 握が難しかった。受配校においても、電話等で連絡や情報収集にも努めたが、学校側(給食主任や養護教諭)が在宅勤務等で 不在であったり、学校でのコロナ対策に温度差があったり、学校へ行くことも難しい状況だった。 文科省がだした、学校再開ガイドラインにも、学校給食に関する項目が8行のみの記載で、具体的な対策案を立てるのに非常 に困った。
【対応・改善点】
・所属校の校長がコロナ対策についての相談や連絡を頻繁にくださったおかげで、学校でのコロナ対策についてや受配校の様  子を知ることができた。
 校長とは日頃から連絡や相談等でやりとりをしていたので、日頃のコミュニケーションは大切であることを改めて実感した。 ・栃木市教育委員会はもちろん、市内外の栄養教諭、学校栄養士の先生方との情報交換を行った。
 特に同市内の給食センター同士の連携を密にした。
・教育委員会からのマニュアルを基に、できる限りの情報収集や分かりやすい資料を作成し、メールやFAXを利用して、給食主  任や学校長へ給食時のコロナ対策実施と協力をお願いした。
 資料作成の際も所属校の校長に確認していただき、助言していただいた。

■調理業務委託業者の応援者について不安がある。
調理業務委託業者の従事者数が仕様人数に満たしておらず、6月の給食再開から現在も都市部(東京都・埼玉県)からの応援 者に頼っている状況。応援者は公共交通機関を利用していることもあり、調理従事者のコロナ感染が不安。

■夏休み短縮に伴う夏季(8月)の給食実施による食中毒等や調理従事者の体調面の不安がある。 食中毒リスクを考慮した献立作成をしているが、施設設備の温度湿度管理が徹底されていない中(施設設備の老朽化や修繕不可、 不足)での給食提供の不安。
また、冷暖房や空調設備がない中での調理作業による、調理従事者の体調面が心配である。

都道府県
埼玉県

施設名
越生町立越生小学校

学校栄養士
小林 洋介

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3・4・5月と休校延長になり、毎月、注文書を送った後でのキャンセルが続き、給食食材納入業者さんには、大変ご迷惑をおかけしました。
そんな中でも、「大丈夫ですよ。」「こんな状況ですから仕方ないですよ。」「学校も大変ですね。」など多くの業者さんがおっしゃってくださいました。
社内も大変な状態だったと思いますが、ご協力いただけたこと感謝しています。
これまでも、給食は多くの方達のおかげで出来ていると、感謝して丁寧な給食作りを行ってきましたが、改めて皆さんに支えられ給食が出来ていると実感しました。
学校再開後、私が実感したことを子どもたちの前で話しました。
普段、給食が食べられるまでには、多くの方達が携わっていること、感謝の気持ちを忘れず食べて欲しいと話をしました。
子ども達の心にも響いたようです。

■授業時数を確保するための夏季休業中の授業日について
休校延長で、授業時数を確保するため、越生町は、例年では夏休みの期間中の7月27日からお盆休みを挟み、8月27日まで授業をすることになりました。
しかし、越生小学校はこの期間、以前からトイレの改修工事をすることが決まっていて工期の変更はできず、学校が使えません。
そこで、越生小学校の1~3年生・特別支援学級は同じ町内にある梅園小学校、4~6年生は越生中学校に行き授業を受けることになりました。
午後も授業を実施するため、給食を提供して欲しいと教育委員会から話があり、越生中学校で越生小学校分も作ることになりました。
中学校の給食室は小さいため、消毒保管庫や調理器具などが足りず、頭を悩ませましたが、子ども達に何とか給食を食べさせてあげられないかと考え、試行錯誤の末、ご飯とカレー・牛乳などの簡易メニューをこの期間提供することになりました。
ただ、簡易メニューといっても献立作成や食器の問題、会食場所など様々な問題が出てきます。
また、衛生面や配送などの問題も多々あります。
夏の猛暑が予想される中、食中毒なども心配で大変な夏になりますが、調理員さんと協力し安全で安心な給食が提供出来るよう栄養教諭としてリーダーシップを発揮し、乗り越えていきたいと思っています。

都道府県
新潟県

施設名
柏崎市南部地区学校給食共同調理場

学校栄養士
近藤 綾子

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感染拡大防止に留意した給食提供が求められる中、衛生管理も今まで通り行わなければならず、感染拡大防止と衛生管理のどちらを優先すべきか悩まされることが多いです。
色々な地域の栄養教諭・学校栄養職員の方と気軽に意見交換する場面や取組を知る機会があると良いなと思います。
その中で、勤務している職場や受配校の状況を把握し、より最善な方法を考えられるようになると感じております。

都道府県
福井県

施設名
福井県立盲学校

学校栄養士
杉浦 静

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手洗いを行う30秒の目安として、30秒ほどの音楽を繰り返しかけて丁寧な手洗いを促すようにしています。
他にも、以前は食堂で全員が集まって机を合わせて島ごとに食事をとっていましたが、新型コロナウイルス対策として、食堂で食事をする人数を減らし、別室で食事をする場所を設けました。
その他に、基礎疾患をもっている幼児児童生徒は、個別に教室に給食を運んで食事をするようにしました。
また、島ごとで食事をしていたのをスクール形式の一方方向で、無言で食べるようにしました。
また、以前は汁物を早く来た人が班ごとに配膳していたが、6月中は全てを調理員と栄養教諭で配膳をしました。
そして、7月になり、教職員がエプロンと三角巾をつけて、衛生チェックを行い、しっかり手洗いをして配膳をするようにしました。その分その他のおかずやごはんを遅めに配膳することができ、食中毒のリスクが抑えられると思います。
無言で一斉に食事をすると、小さな音も気になり、食事が食べにくいとの意見がでて、デイジー図書(デジタル録音図書)やクラシックなどの音楽をかけようと翌日から食事中の音の提供を行っています。
給食時間にちょうどよい読み物やふさわしい音楽を急遽用意するのは大変です。
また、今までしたことがない方法で配膳などをしていただくには、指導と日数が必要で皆さんに理解をしてやっていただくには時間と労力がかかります。
食事をするテーブルを水拭き→アルコール消毒をしたり、椅子や蛇口、ハンドソープ、取っ手、スイッチ、ドアノブなどたくさんの消毒をしたりするのは身体的にも負担が大きいです。
いったいいつまでこのような方法で給食をするのか先が見えないところが現在困っていることです。

都道府県
岡山県

施設名

学校栄養士

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■困ったこと等
新型ウイルス対策として、ひとこともしゃべらずに前を向いて食べることを徹底しているため、今までとは違う給食時間の環境に、児童の食があまり進んでいないように見えます。
また給食中の食に関する指導も、食事中はしゃべらないという指導をしているため、児童とのレスポンスが上手にできず、進め方に戸惑っています。

■前向きな点
児童が、新型ウイルスの存在を身近に感じていたため、これからどう付き合っていけばよいのか考える時間を設けました。
これにより、手の洗い方などの衛生面に気を付けることができる児童が増えました。

都道府県
岡山県

施設名
岡山市立妹尾中学校

学校栄養士
松井 穂奈実

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新型コロナウイルス対策として、調理場でなにをどこまですべきなのか、特に指示がないので困っています。
今のところは、可能な限りのことを行うようにしています。
調理員の健康観察については、検温を追加で行ってもらうようにしました。
また、休憩室で給食を食べる際は、机の真ん中に透明なガードを設置し少人数で食べるようにしています。
これまで、アルコール消毒は配膳台などに直接噴霧していましたが、直接噴霧による風圧でウイルスが調理室全体に巻き上げられることを防ぐため、アルコールはペーパータオル等に吹きかけてから配膳台等を消毒するようにしました。
事務室や休憩室は、帰宅前にスイッチやドアノブなどよく触れる部分をアルコール消毒しています。
  教室では、全員の手洗いとマスクの着用をお願いしていますが、徹底とまではいかないのが現状です。
配膳では、既製品のデザートやふりかけ等にも使い捨て手袋を活用し、直接食品に触れることがないよう工夫しました。
また、複数の人が同じお玉に触れないよう、給食喫食途中の量の調整は担任が行うようにしています。

都道府県
岡山県

施設名
岡山市立平津小学校

学校栄養士
舟木 彩美

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現在学校では、衛生管理を徹底した上で、通常の学校給食の提供方法を開始しており、児童生徒等全員の食事の前後の手洗いを徹底しています。
配膳は給食当番のみで、給食当番の児童は、事前に、手指をアルコール消毒してから当番活動を行い、配膳作業を行います。
(当番以外は席に座って待つ)また、低学年は、職員ができる限り配膳を行っています。
会食は、対面せず、前を向き、しゃべらず喫食し、喫食時間中は、放送で音楽を流し、聞きながら喫食します。
席を立つときはマスクを着用し、量の調節は担任が行っています。
飛沫を飛ばさないよう、机を向かい合わせにしない、または会話を控えるなどの対応をとっています。
今後は、児童会の運営委員会や健康委員会の活動につなげ、コロナ対応の中でも子どもたちのアイデアを生かした給食時間の在り方について活動を展開していく予定です。
今後も、「楽しく食べる、残さず食べる」等の指導の工夫をしていきたいと思います。

都道府県
広島県

施設名
三次市立甲奴学校給食共同調理場

学校栄養士
松村 梨良

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・例年にはない8月の給食実施について、配送車の庫内が耐熱素材になっていないため、高温状態(40度以上)になり、とても危険だと感じる。しかし、予算等があり早急な対応にはならないため、簡易的に対策できるものがあれば知りたいです。
・給食指導について、感染予防をしながらどのように指導を実施されているのか、指導の仕方を知りたいです。
・配膳作業が煩雑になるのを防ぐためにも、食器や食缶の数が少ない給食メニューを考えたいです。そのため、丼ぶりのものや、具沢山汁物などのレシピを沢山知りたいです。

都道府県
香川県

施設名
高松市立庵治学校給食共同調理場

学校栄養士
柏原 香里

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前年度より残菜量がとても増えたことに悩んでいます。
給食の時間も新型コロナウイルスの感染症予防対策のために、新しいルールを増やしました。
給食前後の念入りな手洗いや健康チェックの徹底、自分の給食は自分で取りに行く、教員による配膳作業の増加などほかにもたくさんのルールがあります。
その結果、給食の準備や配膳に時間がかかり、喫食時間が減っていることが原因として考えられます。
また、連日の1日7時間授業や学校でのコロナ対策で教員も児童生徒も疲弊しており、給食の時間の運用まで手が回っていないと感じています。
児童生徒に関しては、3ヶ月間の臨時休業期間で運動量が減少し食べる量も減り、自分の好きな物だけ食べる習慣がついているように思います。
そのため、嫌いなものを頑張って食べるという意識も薄れており、今まで積み上げてきた食育が一気に崩れてしまった印象を受けました。
ここから、栄養教諭がどうアプローチして、立て直しをしていくかが今後の課題であると感じています。
しかし、栄養教諭が教室に訪問し話をすると、子どもたちが盛り上がってしまい、話をしてしまいます。
本当はいろいろな事を伝えたい、食材や献立に興味を持ってもらいたいという気持ちはあるものの、今の新型コロナウイルス対策では食事中に話をしてはいけないので、アプローチ方法も考えているところです。

都道府県
香川県

施設名
高松市立国分寺北部小学校

学校栄養士
秦 和義

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各学級における給食の時間の具体(準備、運搬、配膳、喫食、片付け、歯磨き等)の方法や流れを細かく決定し、共通理解を図って実施していくことが大変だった。
本校の様々な環境に応じて、3密を可能な範囲で回避しながら、給食を実施していったのだが、果たしてこれが最適解なのかどうか、不安になることが多かった。
普段であれば何気ない相談事などは、研修会終了後などに聞くことができたが、あらゆる研修会等が中止になり、情報を得にくい状況であった。
栄養教諭同士の連携だけでなく、養護教諭の先生のネットワークなどからも他校の取組事例を聞きながら、手探りで対応を決定していった。
今後予想される第2波の際も、冷静に対応できればと思う。
また、栄養管理や物資管理において、時間を要した。
数ヶ月に及ぶ臨時休業中の児童の食事や運動の状況を考慮し新型コロナウイルス対策も踏まえた給食献立としてどのように具現化していくか難しかった。
給食再開後、児童の実態を把握しながら、少しずつでも寄り添った給食にできたらと思い、日々業務している。
県内の事例にはなるが、給食再開前後において給食の時間等の学校への訪問をしないでほしいと学校側から言われた方もいたようである。
食に関する指導だけでなく、衛生管理の専門家として、今の私たちにできることが少なからずあるはずだろうから、難しい状況ではあるが、子どもたちのために学校と給食施設や栄養教諭がお互い半歩ずつでも歩み寄っていければいいなと感じ、また同じ栄養教諭として少し悔しい思いもした。

都道府県
徳島県

施設名

学校栄養士

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給食センターでは、新型コロナウイルス感染防止のため、給食従事者は毎朝検温して出勤するようにし、健康衛生自己点検表の備考欄に体温を記録するようにしました。
所属校(中学校)では、給食の配膳時に生徒が密になるのを避けるため、配膳を行う給食当番以外の生徒は、6人ずつなど人数を決めて前に取りに来させています。
このとき、列に並ぶときの立ち位置を床に印をつけて、ソーシャルディスタンスを取れるように工夫しているクラスもあります。
「配膳時に給食当番は使い捨て手袋をした方が良いのでは?」という意見がありましたが、使い捨て手袋を過信してかえって手洗いが疎かになっては意味がないので、まずは手洗いの徹底をしてもらっています。

都道府県
宮崎県

施設名
延岡市北方町学校給食センター

学校栄養士
興梠 明日香

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学校では子どもたちの手洗い・消毒の徹底、おぼんふき・台ふきの消毒回数を増やす、給食時は班を作らず前を向いて食べる、3密を作らないなどの対策を継続中です。
給食センターとしても、学校給食衛生管理基準にのっとった手洗い・消毒を行ってきましたが、さらに意識を高め、調理員休憩室の換気等にも気を付けています。
課題点としては、密を避けるため子どもたちの席を離したため、指導にあたる職員の食べる場所が教室内に確保できない学級もありました。
また、栄養教諭としては、食育ブックを活用した巡回にあたる際、教室に入る際は気を遣い、以前のように気軽に声かけできないなどの悩みがあります。その分、給食時に放送する一口メモの作成に力を入れているところです。
3月と4月の途中から5月中旬まで臨時休業になった影響を受けてか、一時普段より多い食べ残しも気になりました。
徐々にリズムを取り戻しているようですが、日々子どもたちの様子を見守っていきたいと思います。