NO.77
レンゲツツジ
6月16日
レンゲツツジは日本各地の日当たりのよい高原で群生して咲くことの多いツツジです。蓮華躑躅と名付けられたのは花が大きくて美しいことから蓮の花を連想させたのでしょうか。学名が Rhododendron japonicum とあるのは、日本を代表する花の一つであるツツジの中でもその代表という意味なのかもしれません。
レンゲツツジにはロードジャポニンという毒素があり、牛や馬などが食べないことから牧場に多く残り群生化をするようです。群馬県嬬恋村の湯の丸牧場のレンゲツツジは国の天然記念物に指定されていて、群馬県の県花にもなっています。６月の中・下旬がオレンジ色や赤色の花の見頃となる。
ところで、６月１６日は全国和菓子協会が「和菓子の日」と定めています。これは８４８年の旧暦６月１６日に仁明天皇が１６種類のお菓子やお餅をお供えしたということから、長く「嘉祥の日」としてお菓子などを頂くという風習があったことに因るとのことです。