NO.334
リキュウバイ
2月28日
いわゆる侘茶の完成者と言われる千利休は秀吉の命により天正１９（１５９１）年旧暦２月２８日に自害させられたとのことですが、この日の誕生樹はその千利休に因む名前が付けられているリキュウバイにしました。
また、お茶席の前に少し腹ごしらえをするとのことで、軽い食事をする懐石料理として一汁三菜というのを確立したのも利休というふうに言われています。主食のご飯に汁物一つと主菜一つと副菜二つという一汁三菜、学校給食でもよく出されているのではないかと思います。（さらに＋牛乳ですか。）
食後にコーヒーを楽しむというのとはちょっと違うかもしれませんが、メインのお茶の前にお腹に入れるものは控えめにしなければなりません。
神楽坂に、縄のれんの有名な老舗酒場がありますが、ここもお酒を美味しく楽しむための一汁三菜が原則。お客さんが大きな声を出すとお坊さんのような店主に”どなたさまもお静かに！”と喝を入れられるのです。コロナ禍の今、一つの対策でしょうか？