NO.317
ヒノキ
2月11日
２月１１日、建国記念日の誕生樹はヒノキにしています。
”総檜造り”とか”檜舞台”とかという言葉があるように、ヒノキは高級材あるいは格別な木材とされていて、『日本書紀』にも宮殿を造るのにはヒノキが一番良いとあるそうです。２０年ごとに遷宮ということで造り替えられる伊勢神宮もヒノキ造りの社殿ですね。
“石の文化の西洋”に対して“木の文化の日本”では樹木や木材について独特の感性を持っていて、色や肌触りなどをとても大切にします。”檜風呂”が最高というのもそうした日本人の感性に訴えるところがあってのことだと思います。
ところで、最近、日本青年会議所が”建国記念日にはおむすびを食べよう”という活動をしているそうです。いかにもオムスビは日本的な食べ物という感じがしますが、オニギリという呼び方もあり、この二つ同じなのか、違うのか？オムスビとオニギリ、同じものだというのが一般的ではないかと思うのですが、オニギリはご飯を手で握って作られるからオニギリ、オムスビは”結びの神”からきているので形は神様の住む山を連想させる三角形でないといけないとか。どう思われますか？
「おむすびの味にしみ込む母の味」（入江初江）