あなたの誕生樹

あなたの誕生樹NO.328

ネコヤナギ

2月22日

 

 

ヤナギは「柳」と「楊」の二つグループに分けられます。前者は小野道風の柳の下のカエルの逸話を彷彿とさせる流れるような枝のもので、後者はネコヤナギのようにピンと空に向かって伸びるような枝のものです。

2月22日は”にゃんにゃんにゃん”との語呂から「猫の日」となっています。寒い冬に毛皮のコートを着たような花穂が春の訪れを告げてくれます。この花穂が猫を連想させることからネコヤナギと名付けられました。

雌雄異株で、雄花はよく生け花に使われ、雌花は実を結ぶと「柳絮(りゅうじょ)」という穂わた状態になって空中を漂いながら種を拡散していきます。

ところで2月22日は、”ふーふーふー”と食べることから「おでんの日」になっています。

おでんは元々、味噌田楽の田に”お”をつけたとのことですが、その後、豆腐や芋、コンニャクなど色々な具材を煮込んだものをいうようになったそうです。おでんは昔、江戸で始まったこともあり、関西地方では”関東煮”と呼ばれていたのは周知のこと。今ではコンビニの冬の定番メニューになった感があり、おでんの時期になるとお店に入った途端、その匂いがします。

でも、最近ではレジ横で調理をするスタイルでは管理手間や食品ロスの問題もあり、パッケージ売りになってきているようですね。具材にもまた出汁にもいろいろ地域によって特徴が出せるわけですし、家庭によってもいろいろな工夫ができる料理ですね。

〇 さながらに柳絮吹雪の虚空かな (福田蓼汀)