NO.150
ドイツトウヒ
8月28日
明治１３（１８８０）年８月２８日のこの日、東京・深川の三味線職人の松永定次郎が独学で国産バイオリン第一号を完成させたことから、この日を「バイオリンの日」とされています。
世界的なバイオリンの名器は、１７世紀、イタリアのバイオリン職人のアントニオ・ストラディバリの製作した「ストラディバリウス」ですが、その響板はドイツトウヒで作られているとのことです。ヨーロッパで最も優良な針葉樹で、光沢いい弾力性といい楽器に最適といいます。バイオリンだけでなくチェロやビオラなどの楽器に使われています。家内の大好きな日本人チェリストの宮田大もストラディバリウスとのことです。
ところでクリスマスツリーといえばモミノキと思われていますが、実はモミノキが使われることはほとんど無く、樹形も美しいドイツトウヒが最もよく使われるといいます。ただ、ドイツトウヒとモミノキは若いうちは区別するのがとても難しく、大きくなるとドイツトウヒは枝も垂れ下がり、球果も細長くなるようです。