NO.269
セイヨウヒイラギ
12月25日
ヨーロッパなどに分布する常緑の高木で、葉の先とか回りが尖っていて、日本在来のヒイラギ（柊）に似ていることからセイヨウヒイラギ（西洋柊）と名付けられました。ヒイラギと同じように鬼除けに使われています。
冬には実がまっ赤に熟し、クリスマス・ツリーとしてお馴染みの木です。
ホーリーと呼ばれることもありますが、これは聖なるという意味の holy ではなく、モチノキを意味するholly からきています。ただ、キリストの関係が深く、「キリストの棘」とか「聖なる木」とも呼ばれることがあるようで、そういうことからするとholy treeといってもいいのかも知れません。常緑の棘のある葉と真っ赤な実が十字架にはりつけられて血を流すキリストを連想させたのかも知れません。
ヒイラギと同じように、老木になると葉先の棘がなくなり、丸くなるようです。人間と似ている面があるのかも知れません