NO.158
ジュラシックツリー
9月5日
１９９４年９月、オーストラリアのウォレマイ国立公園内で発見されたナンヨウスギの一種のウォレマイ・パインは１億５０００万年前から地球上に生存する世界最古の樹木によく似ているといわれ、まさに「生きている化石」です。４月２９日の誕生樹のメタセコイアも発見の経緯から「生きている化石」といわれたそうですが、こちらは１００万年前といわれていますので、断然、古いわけです。
正式名は Wollemi Pine と呼ばれていますが、日本ではジュラシックツリーというニックネームをつけられ、２００４年に開催された浜名湖・花博ではシンボル・ツリーとして展示されていました。展示されていたものは幼木で３メートル程度でしたが、何となく石炭の原料になった樹木のような風情を持っていました。ニックネームのジュラシックはスピルバーグ監督の映画『ジュラシック・パーク』でおなじみですが、ジュラ紀は恐竜時代で、石炭紀はもっともっと古いのですが、イメージ的には石炭ですね。
９月５日は、「ク（９）リーン・コ（５）ール・デー」という語呂合わせから「石炭の日」になっています。