あなたの誕生樹

あなたの誕生樹NO.222

サンシュユ

11月8日

 

中国・朝鮮半島が原産のサンシュユは、ミズキ属の落葉高木で、中国名の「山茱萸」を日本語読みにして、「サンシュユ」と呼ばれています。

3~4月に、黄色の小さな花が多く集まった形で咲き、牧野富太郎は「ハルコガネバナ(春黄金花)」と命名しました。また、秋にはグミのような真っ赤な実を枝いっぱいにつけることから「アキサンゴ」という名前でも呼ばれています。

約500年前ごろ、日本には薬用として種が持ち込まれたといわれています。

滋養強壮などの薬効があるということで、漢方あるいは果実酒として利用されています。

ちなみに宮崎県椎葉村の有名な民謡「稗ツキ節(ひえつきぶし)」に“庭のサンシュウの木に鳴る鈴かけて・・・”という歌詞がありますが、これはサンショウ(山椒)がなまったもので、サンシュユとは違うとのことです。