NO.190
コナラ
10月7日
ブナ科コナラ属のコナラは本州から九州にかけて分布する落葉高木です。クヌギやミズナラと同じように日本の雑木林を構成する代表的な樹木ですが、クヌギと比べると幹も引き締まった感じがし、ドングリの実も少し細長です。童謡「どんぐりころころ」ではドジョウとドングリがしばらく一緒に遊ぶのですが、そのドングリはクヌギかコナラのどちらかといえば、真ん丸のクヌギよりも少し細長いコナラの方ではないかと私は思っています。でも、それは地域性があるのかも知れません。
コナラと同じ仲間のミズナラが別名、オオナラと呼ばれていることからすこし小さいナラということでコナラ。いわゆるJapanese Oak（日本のオーク）です。
コナラは昔はドングリが食用になったり、材が薪炭に使われたり、シイタケの原木にも使われていて、日本人の生活に身近な樹木です。
秋になると葉は赤や黄色に染まり、里の秋を演出します。