あなたの誕生樹

あなたの誕生樹NO.281

キイチゴ

1月6日

 

明治12年の1月6日に上野の風月堂が日本初のケーキの広告宣伝を新聞に掲載したことからこの日を「ケーキの日」とされました。その内容は明治11年に日本で最初に開かれた博覧会に外国から職人を雇って出品した「西洋菓子(ケーキ)」が大好評だったので、ぜひ食べてくださいというもの。このケーキがどういうものであったかは不明ですが、その後、大正時代に不二家の創業者が、柔らかいスポンジ生地にクリームをつけてイチゴなどを挟んだり上に載せたりした「ショートケーキ」を考案したとのことです。

クリスマスケーキやお誕生日ケーキなど子供が大好きなイチゴがふんだんに使われていますよね。この「ショートケーキ」は日本独特のものであまり海外ではないとのこと。ちなみに、名前についているショートはバターなどの脂分を使って作るという意味だそうです。

この日の誕生樹は、「ケーキの日に」因んで、木本のバラ科のキイチゴですが、ラズベリーやブラックベリーなど相当な数の栽培品種があり、なかでもなじみのあるブルーベリーの都道府県別の生産量は意外にも東京都がいばんおおいとのことです。

 

「悪女かも知れず苺の紅つぶす」(三好潤子