NO.238
カナリーヤシ
11月24日
ヤシ科のカナリーヤシは、学名をPhoenix canariensisとなっていて、北大西洋にあるスペイン領のカナリー諸島の原産地です。ちなみに鳥のカナリヤは同じカナリー諸島が原産地の一つであることから名前が付けられたといわれています。
温暖な気候に生育でき、耐潮性があるので海岸近くに植えられることが多いです。病虫害が無く、寿命もながく、いかにも南国らしい雰囲気を漂わせます。
Phoenix は、ギリシャ語で「ナツメヤシ」を意味しますが、エジプト神話では「不死鳥」を意味するといわれ日本では一般的にフェニックスと呼ばれています。
県の木に指定している宮崎県では大正の頃から公園などに植えられていて、大阪万博の前の１９６６年に県民投票で選ばれたとのことです。
その頃、南国・宮崎県は新婚旅行のメッカで、デューク・エイセスの歌「フェニックス・ハネムーン」（永六輔作詞、イズミタク作曲）が流行りました。“フェニックスの木陰 宮崎の二人”と歌われていました。
その宮崎では、１１月下旬、世界的に多額賞金でも有名なゴルフ・トーナメントがフェニックスゴルフ場で開催されます。