あなたの誕生樹

あなたの誕生樹NO.25

荘川桜

4月25日

 

 

※妻と一緒に荘川桜に会いに行た時の筆者

                            

岐阜県荘川村の御母衣ダム建設に伴い集落が水没することになり、中野照蓮寺、光輪寺にあった樹齢450年の2本のエドヒガンのサクラを移植しようと多くの人が立ち上がったエピソードがNHKの「プロジェクトX」で紹介されたことがあります。主な人は、電源開発の総裁・高碕達之助、「桜博士」の笹部新太郎、植木職人の丹羽政光と間組などでした。

このうちの笹部新太郎は、水上勉の小説「櫻守」のモデルになった人と言われ、宝塚市の武田尾温泉近くに日本の固有種の品種保存のための演習林を私財を投じて整備した人です。その後、その演習林は宝塚市に寄贈され、桜の里山公園として管理されています。

1960年に行われた荘川村の古木の桜の移植が成功し、ダム脇の国道156号線沿いの御母衣ダム脇の荘川桜は今も元気に人々を楽しませています。

また、国道156号線を通る「名金(名古屋・金沢)線」の国鉄バスの車掌をしていた佐藤良二さんは、「太平洋と日本海を桜で結ぼう」と地道に桜の苗木200本を植え続け、その活動がいまも続いているとのことで、4月25日前後に、名古屋・金沢250キロのマラソン「さくら道国際ネイチャーラン」が開かれています。

文:椋 周二

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