NO.240
モンゴリナラ
11月26日
モンゴリナラは、学名はQurcus mongolicaで、東海地方の瘠せた丘陵地に自生していますが、日本列島が大陸と地続きだったころに大陸から分布が拡大し、160万年前、大陸と地続きだったころ大陸から分布域が拡大したものが160万年前ごろ隔離したものだという説と、日本で生まれた雑種・変種であるいう説があるといわれています。
2005年の愛知万博の会場内にも自生していましたので、秋篠宮殿下にそのことを説明させてもらったところ、遺伝子分析をして確かめられたらとご指摘を頂いたものです。
植物の専門家の間でもいろいろ議論があるようで、コナラの亜種(グループ)という説とミズナラのグループという説があるようです。
新緑の頃、鮮やかなエメラルド色のギザギザのある葉つけ、秋には大きな丸いドングリをつけます。ドングリの形からはミズナラのグループのような感じもします。
万博の関係で、2004年にモンゴルに行きましたが、モンゴル国立大学の研究者に話したところ、モンゴルにはモンゴリナラは無いので、是非、苗木が欲しいということになり、3鉢プレゼントをしました。”モンゴリナラの里帰り”ということになるかも知れませんが、遺伝子分析はされたかどうかわかりません。
11月26日は、モンゴル人民共和国の建国記念日。