あなたの誕生樹

あなたの誕生樹NO.40

ムクノキ

5月10日

 

5月10日から5月16日まで一週間は「愛鳥週間」ですが、1950(昭和25)年から始められています。元々はアメリカ人のオースチンという鳥類学者が4月10日を“鳥の日”(バードデー)としたからだとのことです。まだ季節的に少し早いということで1950年から5月10日からになって、ポスターコンクールやシンポジウムなどが開催されています。

木と鳥の関係は切っても切れないものですが、木偏の漢字で鳥を意味するのは、椋鳥(ムクドリ)のみではないでしょうか。愛鳥週間に因んで5月10日の誕生樹はムクノキ(椋の木)としました。このコラムを書いている私の苗字はたまたま“椋”(ムクノキ)ですが、私の誕生日にしてはおりません。

ムクドリは、外見が地味で、群れで行動することが多く、泣き声もギャーギャーというのであまり人に好かれてはいませんが、植物の椋は秋ごろにベリーのような実をつけるのですが、これを好物にすることから名前が付けられたといいます。

猛禽類のオオタカは、ほかの鳥を捕食する猛禽類で、植物連鎖上、高位に位置することから自然保護問題でよく取り上げられていますが、ムクドリもオオタカの餌になることが多いようです。

ムクノキはケヤキやエノキと同じくニレ科の落葉高木で、葉の裏側がザラザラしていて、木材などを磨くのに使われたことから木の皮を「剥く(むく)」木ということから名前がつけられたとも言われています。

私の苗字に係ることなので、天然記念物に指定されている樹齢1500年のムクノキ(写真)を見に行ったことがあります。場所は、三重県芸濃町(今は津市)の椋本(むくもと)というところで、近くには椋本神社もあり、ルーツがここにある訳ではないのですが、とても親近感を覚えました。近くの和菓子屋さんで“ムクノキ最中”を買って食べたことが楽しい思い出になっています。

 

文:椋 周二

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