NO.267
ポインセチア
12月23日
トウダイグサ科の常緑性低木のポインセチアはクリスマスフラワーの名前がついており、燃えるような赤い葉の鉢がクリスマス近くなると花屋さんにも出回り、クリスマス気分を盛り上げてくれます。
ポインセチアという名前の由来は、アメリカの初代の駐メキシコ公使だったポインセット氏がアメリカに持ち帰ったことによりますが、アメリカでUSライセンスドで植物特許を取得していることも面白いですね。
原産地のメキシコでは“ノーチェ・ブエナ”(素晴らしい夜)、つまりはクリスマス・イブと呼ばれていて、冬に色づくのでクリスマスの頃にはもってこいです。
花は、花弁もなく小さな黄色で地味な感じです。その花の下に付く花苞が葉のようになって真っ赤になります。その色は真っ赤ばかりでもなく、乳白色、ピンク、淡い黄色のものもあります。
日本には明治の頃に入ってきたそうですが、その特徴的な燃えるような赤から大酒飲みの赤い顔をした猩々を連想して「猩猩木」ともいわれています。
ちなみに、メキシコ原産の花としてはこのポインセチア以外にも、ダリア、コスモス、マリーゴールドなどがあります。