NO.72
プルメリア
6月11日
プルメリアは、キョウチクトウ科の常緑低木で、太平洋諸島などの熱帯地方では一年中、花をつけます。熱帯地方の寺院でよく咲いていることから、Temple tree とも呼ばれているそうです。
ハワイ州の花は、「マオ・ハウ・ウレ」という黄色いハイビスカスの一種ですが、プルメリアが一番愛されている花木のようです。歓迎の意味を表すレイにも使われます。花は、ランの花のようにベルベット・タッチで、色は白、赤、ピンクがあり、芳香もあります。この花で作ったレイを首にかけて椰子の木陰で愛を語った新婚さんも多いのではないでしょうか。
太平洋諸島ではよく女性がプルメリアなどの花を髪に飾るのを見ますが、未婚の女性は右側に、既婚の女性は左側に付けるということです。そういえば、ゴーギャンの有名な「タヒチの女たち」の女性は白っぽい花を頭の右側につけていましたが、多分、このプリメリアなのでしょう。
6月11日は、日本でも『みなみのしまのハメハメハだいおう』という童謡がありますが、今もなお人気のあるハワイ王朝を創ったカメハメハ大王の祝日。