NO.351
ヒュウガミズキ
3月17日
ヒュウガミズキはマンサク科トサミズキ属の落葉低木で、トサミズキ(3月13日の誕生樹)より枝ぶりもきゃしゃで、花も小ぶりです。しかし花の数も多く、その色合いはトサミズキより淡い黄色です。
こうしたことから「ヒメミズキ」と名付けられ、それが訛ってヒュウガミズキと呼ばれるようなったという説を、日本の植物学の父といわれている牧野富太郎博士は唱えています。
宮崎県日向地方にはあまりなく、明智光秀の領地があった丹波・丹後地方に多く自生していて、光秀が日向守であったことからこのように名付けられたのではないかという説もあります。ただ、自生している場所から明智光秀を連想して名付けられたというのは今一つ、得心がいきません。
トサミズキの花が下を向いて咲くのに比べて、少し上向きに花を付けるので、日に向かうということから「ヒュウガ(日向)ミズキ」と名付けられたのではないかと思いつきましたが、いかがでしょう。