NO.261
バルサ
12月17日
１９０３年１２月１７日、自転車屋を経営していたライト兄弟が米国のノースカロナイナ州で人類史上初めて「ライト・フライヤー１号」で空を飛んだことから、12月17日は「飛行機の日」となっています。
子供の頃、模型飛行機を作って遊んだ思い出をもってる人は多いとおもいますが、そうした模型に使われる材料が、バルサという木材です。なんと比重が０．１～０．２程度で、最も軽い木材ですが、加工もしやすく、重さに比らべて強度も高く、なんとエンパイアステートビルにも使用されているとのことです。
南米の熱帯地域からメキシコ南辺りが原産のアオイ科の高木で、成長が早く、木目が粗い材です。
ライト・フライヤー１号にバルサが使われたかどうかは、はっきりとはしませんが、木材の骨組みに羽布張りの構造だったとのことですから、圧縮に強いという物性からすると翼の骨格の一部に使われたと思います。