NO.143
ハイビスカス
8月21日
ハイビスカスは、アオイ科フヨウ属(学名Hibiscus)の総称で、赤、黄、白、ピンク、オレンジなどのいかにも南国のイメージの熱帯花木です。
1959年8月21日に合衆国の50番目の州となったハワイは、年間人口の5倍の観光客が訪れる大リゾート地ですが、髪飾りや首飾りにハイビスカスの花がよく使われます。そのイメージが強いせいかハワイが原産地かと思いきや、太平洋やインド洋の島々が原産地で、ハワイに持ち込まれて改良された園芸種が世界に広まったということです。しかし、今ではハワイを代表する花であり、ハワイ州の花(State flower)に指定されている黄色のハイビスカスはハワイ語で「アロアロ」と呼ばれているようです。
日本の本州では気温の関係で露地では冬を越すのが難しいのですが、南九州や沖縄などでは色鮮やかなハイビスカスの花を楽しむことが出来て、いくつかの市町村の花木に指定されています。
俳句では「仏桑花」、「琉球むくげ」という季語にもなっています。
〇 赤屋根の漆喰しるし仏桑花(堀 古蝶)