NO.225
ニシキギ
11月11日
昔から、木々の紅葉の素晴らしさを「錦織」といいますが、この木はその紅葉が錦織のように鮮やかで美しいことからニシキギ（錦木）と名付けられたといわれています。世界三大紅葉樹の一つとも。
それからもう一つの特徴は、枝にコルク質の「翼（よく）」がついて、それが剃刀を連想させることから「カミソリノキ」とも呼ばれているようです。
全国に分布する落葉低木ですが、東北地方では男性が思いを寄せる女性に燃えるような胸のうちを伝えるためにニシキギを相手の家の前において、プロポーズをしたといいます。女性の方は受け入れる場合は、置かれたニシキギを家の中に持ち入れたと。
11月11日は「恋人たちの日」とされていますが、この数字の並びから色々な食べ物の日になっています。いくつか例示をすると、シシャモ、タクアン、キノコ、チーズ、キリタンポ、ポッキーなどです。
〇 火の山のマグマのごとく錦せり（阿波野 青畝）