NO.135
シキミ
8月13日
シキミはモクレン科の常緑小高木で、木偏に「密」あるいは「仏」と書くように、ほとんどのお寺に植えらていますので、いわばお寺の木です。学名も Illicium religiosum と宗教的な名前です。
樹皮や葉からは線香がつくられ、「抹香臭い」という言葉がありますが、この「抹香」の代表がシキミということになります。
実には毒があることから「悪しき実」からシキミという名前になったといわれますが、このことが思わぬ効果を生み、カラス除けになるというのですから面白いですね。
8月13日はお盆の最初の日で「お寺の日」です。お盆の里帰りをした折、菩提寺に墓参りをする人も多いのではないかと思いますが、コロナ禍ではそれもままならないのでしょうか。私の場合は田舎が遠い島根県にあるので、住んでいる近くで樹木葬形式のお墓を手配済みです。