あなたの誕生樹

あなたの誕生樹NO.98

ササ

7月7日

 

イネ科のササや竹は、成長して堅固になるところ木のようで、その成長が止まるところは草のようでもあり、意見が明確になっていないようです。でも、ササの花は60年に一度、竹は120年に一度とも言われていますので、私の中では木にしています。どちらも地下茎から芽が出ますが、それを包んでいる皮に違いがあって、ササは成長しても落ちずにくっついているのに対して、竹は成長とともに落ちるという相違点があります。

牽牛星(けんぎゅうせい)と織女星(しょくじょせい)が一年に一度会えるこの日は「七夕まつり」。権藤花代作詞の『たなばたさま』の歌に”笹の葉さらさら 軒端に揺れる ・・・”とあることから、この日の誕生樹はササにしました。

牽牛星はわし座のアルタイル、織姫星はこと座のベガが、天の川を挟んでいるわけですが、新暦の七夕の頃は日本では梅雨が明ける少し前で、なかなかロマンチックな星を見ることができません。有名な仙台の七夕祭は一か月遅れの八月の上旬です。芭蕉の「あらうみや佐渡に横たふ天の川」はスケールの大きさを感じさせる俳句ですが、ちょうど梅雨も明けた七夕の頃の天の川の美しい頃の俳句のようです。

 

文:椋 周二

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