主催:認定NPO法人21世紀構想研究会
NO.251
カンボケ
12月7日
中国原産のバラ科の落葉低木のボケ(木瓜)はふつう、春先から花を咲かせますが、それに対して寒い時期に花を咲かせるものがあり、これをカンボケ(寒木瓜)と呼んでいます。
季節的に花が少ない寒中に咲くことから赤い花のものが好まれるようです。
「器量よけれどわしゃボケの花、神や仏に嫌われる」といわれるようですが、鋭い刺があって神仏に供える花にはあまり使われません。
12月7日頃は大雪の初候で「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」、このころから冬本番です。
〇 落日のふと寒木瓜の朱を点ず(加藤 楸邨)
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