あなたの誕生樹

あなたの誕生樹NO.209

カキノキ

10月26日

 

カキノキは東アジア地域が原産で、日本以外にも韓国や中国にも在来種がありますが、学名も Diospynos kaki(神の食べ物であるカキ)とあるように日本を代表する果樹ではないでしょうか。ヨーロッパや北米にも日本から渡ったそうで、「kaki」という言葉自体も国際用語になっています。

一般的には樹木を指すときにはカキノキ(柿の木)、その実を指すときにはカキ(柿)と表記します。

カキの実にはもともとタンニンという渋み成分が多く含まれていて、しかも若いほど渋みは強く、防腐剤に使用される柿渋は岐阜県地方で生産される青いカキの実が最適とか。2005年愛知万博の迎賓館の木材の外壁の防腐剤に使いました。段々と日が経つにつれ、いわゆる干し柿色になってきました。

自然界では渋柿が一般的とのことですが、突然変異で生のまま食べられる甘柿ができてきたとのことです。

その甘柿の代表種の一つに「富有柿」がありますが、岐阜県本巣市の福島才治氏が柿の栽培農家に富裕になってもらいたいという願いを込めて開発したものといわれています。

正岡子規の有名な俳句に「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」がありますが、それをつくったのが明治28(1895)年10月26日だったことから、この日は「柿の日」となりました。

それから、渋柿から作る干し柿について触れておきたいことがあります。私の出身地の島根県辺りでは西条柿が有名で、最近、これを取り寄せ干し柿をつくっています。東京は特に冬場は乾燥しますので、干し柿づくりには最適で、我が家の冬場の風物詩になっています。