あなたの誕生樹

あなたの誕生樹NO.180

イチョウ

9月27日

 

イチョウは約1億9千万年前に誕生した木で、植物の中で最も長い歴史を持ち、「生きた化石」と言われています。

中国から仏教伝来とともに我が国に渡来したイチョウは火に強いため、お寺や街路樹としてよく植えられていますが、葉の形がユニークで「鴨脚」に似ていることからその発音の「いちゃう」からイチョウと名付けられたという説もあります。

平瀬作次郎氏は明治29(1896)年9月に東大・小石川植物園のイチョウの木を観察していて、精子を発見しました。これは世界的発見です。イチョウは雌雄異株ですが、春、雄株からの花粉は雌株の花粉室で4ヶ月間ぐらい待機し、9月ごろ精子になり、遊泳して造卵器に入り受精するとのことです。牧野富太郎博士はこのことを許嫁の家に早くから入って大きくなり結婚をするみたいだと評しています。

また、ゲーテは中国からヨーロッパに渡ってきたイチョウの葉から男女の愛の形と想像し、有名な「銀杏の葉」という詩を作っています。

この世界的な発見になったイチョウは「精子発見のイチョウ」として、小石川植物園の名物になっています。