NO.305
アオキ
1月30日
1902年1月30日に日英同盟が結ばれたことから、その約100年前に日本からイギリスに持ち込まれた冬でも青い葉で真っ赤な実をつけるアオキ(青木)をこの日の誕生樹にしました。
イギリスと言えば食べ物がまずいという一般的評価ですね。有名なジョーク「最高の人生と最悪の人生」では、イギリスは住む住宅が世界最高、料理人は最悪とのこと。(ちなみに日本は最高がお嫁さん、最悪は住宅という、成程と・・・)そして、このことについて多くのイギリス人が認めているといいます。確かに特に冬季はどんよりとした気候で植生も比較的単調で、また日本と同じように島国であるものの魚介類もそんなに豊富ではないですね。ただ、かっては大英帝国だったわけですから、世界中からおいしい食材や料理方法を集めることができたのに、一つの不思議ですね。その理由について様々な分析・解説がありますが、料理に合う良いお酒がないからだという説に一番、説得力を感じるのは私だけでしょうか。フランス、イタリアにはワインが、ドイツにはビールが、そして日本には日本酒があり、そうしたお酒に合う料理が工夫されてきたという説です。イギリスの代表的なお酒はウィスキー、これに合う料理と言ってもおつまみ的なものはあるにしても本格的な料理となると、なかなかむつかしそうですね。日本のあるウィスキーメーカーは日本食に合うウィスキーの開発に取り組んだそうですがなかなか定着はしなかったのでは。
それでも、「イングリッシュ・ブレックファースト」はイギリス人が自慢する料理といいます。その中の定番に”ベークドビーンズ”がありますが、豆好きの私は美味しいと感じ、これなら、毎日同じものでも大丈夫だとイギリスのホテルで感じたことがあります。