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13th contest 2018年 第13回大会

年々、食育も学校給食も進化を実感

〔講評〕

「この大会の第1次審査から4次審査まで関わらせていただきましたので、本日の決勝戦の講評を述べさせていただきます。

今回は、昨年と違うことがありました。大会運営のデジタル化を進めて、WEBで申し込みを募り、大会エントリーをWEBのみとしたことです。職場のパソコンの環境などの影響もあるためか、応募数が少し落ち込みましたが、来年以降は盛り返すものと思っています。

本大会は、文部科学省の食育基準、学校給食実施基準に基づいていることを第一として、地場産物を活用し、食育や食文化の継承に尽力していることを書類審査することから始まります。

第2次審査は都道府県代表の選出で、応募数が70校・施設以上の場合は2校、150校・施設以上の場合は3校を選出するとしています。3次審査では24チームに絞り、4次審査で、本日決勝戦を戦った12チームを選出しました。

4次の審査を勝ち進んできたチームの決戦なので、地場産物がたくさん使われています。届けてくださる生産者の思いもしっかり伝えています。地域の食文化も伝えています。

さらに、いつもよりも狭い場所での調理でしたが、よく頑張っていただきました。

選手の皆さまには、地域で待っている子どもたち、同僚、先生方などと、この喜びを分かち合っていただきたいと思います」

審査副委員長
公益社団法人
全国学校栄養士協議会
会長 長島美保子

正しい学校給食・食育を知ってほしい

「今回もまた数々の感動の場面を残して、間もなく閉会を迎えようとしています。今回の優勝・準優勝を受賞された選手の皆さん、本当におめでとうございます。惜しくも優勝・準優勝を逃し、入賞・優秀賞を受賞された皆さまも、審査の過程では全くの紙一重でした。

学校給食甲子園は2005年に制定された、食育基本法、栄養教諭制度の制定を受けて、正しい学校給食と食育というものを、国民の皆さまに理解していただくために創設した大会です。 従って、単なる学校給食のコンテストではございません。

今年もその理念を受けて、第2回食育ワークショップを開きました。栄養教諭、学校栄養職員、調理員の皆さまの優れた調理技術を発揮する場を作り、相互に学習しました。

来年は第2回の食育シンポジウムを開いて広く食育を国民の人々に知ってもらう大会を開催する予定です。

この大会が第13回を迎えるに当たっては、様々な方々のご協力をいただきました。ご理解をいただいている企業・団体のご支援のおかげでここまで続けることができました。 また、保護者、生産者、給食関係者、教育関係者の方々からも、多大なご支援をいただき、この場を借りまして深く御礼を申し上げます。

そして、終始、温かい気持ちでこの大会を支援してくださるメディアの方々にも支えられ、今日も多数のメディア関係者の方々においでいただきました。

これをもちまして第13回全国学校給食甲子園を閉幕といたします。ありがとうございました。」

特定非営利活動法人
21世紀構想研究会
理事長 馬場 錬成