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20th contest第20回大会について
第四次審査講評
第20回全国学校給食甲子園の全国6ブロック12代表が決定しました。
選定された12代表一覧はこちらにあります
| 都道府県 | 施設名 | 講評 |
|---|---|---|
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埼玉県 |
朝霞市立朝霞第八小学校 |
給食委員会(児童)が主体的に関わり、学校農園で育てた野菜を活用した彩り豊かな献立になっている。レシピの書き方が丁寧で作り易く書かれている。魚をおいしく食べることを給食委員会で調査を実施し、その結果を生かした献立で子どもたちの苦手な魚料理が工夫されている。栽培活動を行っているなすを使ったソースはおいしそう。人気のない魚と野菜を好きになってもらう給食委員会の「お魚チーム」VS「お野菜チーム」対戦は楽しく効果的な取り組みであり、アクティブな児童主体の食育活動を評価する。 |
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東京都 |
新宿区立西戸山小学校 |
彩りよく材料の使い方調理法も変化に富んだおいしそうな献立になっている。都心でほとんど農地がなく、地場産物という点では厳しいが、古くから生産されている「内藤トウガラシ(江戸東京野菜)」に視点をおいた献立になっている。生産者・友好提携都市生産者との連携やICTを活用するなど食の指導が工夫されている。地場産物の活用に積極的な納入業者の協力を得て定期的に使用することができている。ウェブサイトで日々情報を発信している。 |
| 都道府県 | 施設名 | 講評 |
|---|---|---|
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新潟県 |
村上市山北学校給食共同調理場 |
地域の特色ある地場産食材を活用し、彩りや味付けの工夫された献立になっている。気候変動により漁獲される魚の種類が変化し、未利用魚となっている「ワニエソ」という魚を活用している。生徒の食育にも活用し地元漁業との連携がすばらしい。生徒のリクエストで取り入れられたエソは学校の自慢料理になっている。SDGsの視点からも、水産業における課題を解決する取り組みと給食を結びつけた学びを評価する。 |
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長野県 |
南相木村立南相木小学校 |
小規模な学校(72食)で一つ一つの料理が地元の食材を生かし彩りの美しい魅力的な献立になっている。毎月ふるさと給食を実施していて、健康委員の児童がランチルームで献立紹介を発表するなど村の農業や生産者の思いを感じてもらう学習につなげている。総合的な学習では、地場産のいちごの栽培について学んだ。その中で規格外のいちごで甘酒がつくられていることに気がつき、デザートに活用することを児童と考えた。ウェブサイトで毎日の献立も行事や授業などに関連した情報を発信している。 |
| 都道府県 | 施設名 | 講評 |
|---|---|---|
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岐阜県 |
美濃加茂市学校給食センター |
大規模センター(6396食13校)でありながら、里芋やハツシモ米、小松菜など地場産食材を活用し、すべて手作りであり彩りもきれいな献立になっている。アレルギーに配慮した「五平だれ」の作り方は普及性がある。主食・主菜・副菜・汁物が明確で複数の教科において生きた教材となる献立である。汁物を「大豆の変身汁」と子どもたちのワクワク感を引き出すようなネーミングにしたり、豆乳を使って減塩したりと工夫されている。 |
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愛知県 |
西尾市立西尾小学校 |
「にしき定食」と名付けて6年生が卒業する3月に提供された彩りの良い6年生の思いのこもった献立になっている。6年生の家庭科「こんだてを工夫して」に「町学習」を組み入れた単元の集大成として考案され、保護者のアドバイスをもらうなど、単独校ならではの良さが発揮されている。献立のネーミングは、地域の生産者の名前をいれたり、1年生の国語科「サラダでげんき」の登場人物を掛けて「6の2っちゃんサラダ」などユニークである。 |
| 都道府県 | 施設名 | 講評 |
|---|---|---|
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島根県 |
松江市立北学校給食センター |
中規模センターでありながら、学校や地域とのつながりを大切にし、児童が生産に関わる食材を献立に活かしている。「1品運動」を通じて、目的をもって種まきから収穫、調理、提供までの過程を体験し、食への興味や理解を深めている点を評価する。地域農園「すげ~畑」で収穫した大根を使った「すげ~大根のおでん」は、児童の努力と地域の協力によって生まれた温かみのある一品であり、食材への感謝や地場産物の魅力を実感できる取り組みである。放送原稿を通じて各校の給食時間に学びを共有する工夫もされており、食育活動と連動した実践として評価する。 |
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愛媛県 |
今治市立大島調理場 |
まこもたけ、はも、しらす、れんこん、早生みかんなど地場産食材を豊富に活用し、彩り美しく、献立名を見ただけで美味しそうな献立になっている。学校給食魚食普及事業や体験学習と連動し、食育へつなげている。児童が主体的に献立や調理を考え、地元水産業や郷土文化、食材の価値への理解を深める取り組みも評価できる。市からの給費費補助があることなどから、地域の給食への理解がうかがわれる。 |
| 都道府県 | 施設名 | 講評 |
|---|---|---|
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長崎県 |
上対馬学校給食共同調理場 |
対馬産食材やジビエ、イスズミを活用した献立はメリハリのある料理の組み合わせになっている。SDGsの視点から、地域が抱える課題の猪や鹿の増加対策として「獣害から獣財(たから)へ」というコンセプトのもと「森の財(たから)ものハンバーグ」としてメニュー開発がされている。対馬全島での地場産物使用推進期間では学校給食を通して自分たちができることを考え生きた教材として地域の課題や郷土理解につなげる取り組みが展開されている。 |
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熊本県 |
湯前町学校給食共同調理場 |
まんがのまち湯前町にちなんだ「コミックサラダ」のネーミングが、児童の興味関心を高め、食べる行動につながる魅力的な献立になっている。地元に伝わる郷土料理「骨かじり」をうまく給食に取り入れている。乳アレルギーに配慮した蒸しパンは、手作りで子どもたちがよろこびそうなデザートである。 S(すばらしい)D(伝統料理を)G(学校給食に)s(した)ユニークなキャッチフレーズを考えて、給食のねらいを分かりやすくPRしている。給食コンテストを通じて、楽しく食育が身につくように工夫し、給食が待ち遠しくなる取り組みが展開されている。 |






北海道
帯広市学校給食センター
超大規模センター(11,484食39校)ながら、十勝・帯広の豊富な地場産食材を活用し、彩りや味付けの工夫がされておりテーマ性のある献立になっている。特に主菜「大豆と長芋のオビリーハンバーグ」は地元ホテルのシェフ、生産者・加工業者と協働して開発している。献立ひとつひとつに食文化・郷土愛を学ばせる食育の目的効果が具体的に考えられている。市からの給食費補助や生産者との連携など、食育の位置付けが明確に組織化され、地域の給食への理解がうかがわれる。
帯広市HP学校給食
宮城県
仙台市立枡江小学校
小規模校ならではの丁寧な食育を展開している。地元農業高校生が栽培した「赤玉ねぎ」、地元でもあまり口に入らない特産野菜「みょうがたけ」などの食材を活用した彩りが美しい献立になっている。住宅地で農業・漁業と縁遠い土地ゆえに、生産の場を知らない児童に給食の食材を使って食品や食の大切さを指導している。JAや地元生産農家にも協力してもらい児童の嗜好や学年に応じた食育活動を行っている。教科や給食時間と連携した多面的な学びが展開されている。
仙台市立枡江小学校HP