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- 2025年 第20回大会
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20th contest第20回大会について
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調理員特別賞(中野麗子賞)は東京都新宿区立西戸山小学校の吉田美由紀さん
調理員特別賞(中野麗子賞)は、東京都代表の新宿区立西戸山小学校の吉田美由紀調理員(36)でした。感想を求めると「学校栄養士の目指したものや考えを、完全に実現するように調理することです」と語りました。
高校を卒業後、専門学校に入り、調理業務のプロを目指して学んできたといいます。一富士フードサービス株式会社に入社後、中野区立の小学校を振り出しに、新宿区立小など7校の調理員を務めてきました。20歳代の後半から、仕事の取り組みが認められ、業務責任者を任せられるようになったといいます。 発表の瞬間は、はじけるような明るい表情で喜びを態度に表し、長島美保子審査副委員長から賞状を授与され、株式会社藤江の三宅郁子代表取締役から大きな盾を受け取りました。
受賞した感想を求められると「菅田さんの指導を受けながら、ここまできたことに感謝します」とあくまで人をたてる気持ち語って会場に感動の輪を広げました。
また授賞式後にこれからの抱負を尋ねると「これからは調理の仕事だけでなく、経営の実務など幅広く社会活動することを学んでいきたい」とさらに上を目指す気持ちを語りました。 -
物価高騰下 様々な創意工夫で名献立生み出す長島美保子・審査副委員長の講評
記念すべき第20回大会において、栄えある優勝・準優勝をはじめ、食育授業最優秀賞など各賞を受賞されたみなさま、本当におめでとうございます。今回の応募献立数は、1019件でした。1次審査では、文部科学省が示す学校給食摂取基準を遵守し、学校給食として実施したことがあるもの、栄養量や分量が適切なもの、特に塩分・食物繊維・鉄分などの摂取に工夫が見られるもの、といった観点で審査いたしました。
1次審査通過校は、応募総数の25%にあたる251校。昨年の22%を上回っており、優れた献立が増え、全体がレベルアップしている状況がうかがえました。特に新潟県と茨城県では、応募校の22%以上が1次通過校となりました。
2次審査では、都道府県代表を決定しました。応募数の多い県からは複数選出し、合計55校が2次審査を通過しました。2次審査では、献立のコンセプト、教材としての工夫、アピールシート、そして写真などの応募資料が丁寧に作成されているか、といった観点から審査いたしました。
3次審査では、全国を6ブロックに分け、各ブロックから4施設ずつ、計24校を選びました。彩りとまとまり、地域の特産物の取り入れ、食材の使い方の工夫、食材そのものの活用の仕方、調味、魚や肉のたれ・ソース、隠し味などにおいて、おいしい給食づくりにさまざまな創意工夫がありました。また、アピールシートが丁寧に書かれていて、学校給食献立の狙いを児童・生徒にしっかり伝え、教科等の指導に生かしていることがうかがえるものを選んでおります。
最終4次審査では、優劣つけがたい献立とアピールシートが揃い、審査委員はたいへん苦労しました。本日ここに立たれた12校のみなさんは、これら4段階を勝ち抜いて、最終ゴールに到達されたわけで、大変素晴らしいことです。
頂点に立ち優勝旗を手にされた東京都新宿区立西戸山小学校の献立は、材料の使い方と調理法が変化に富み、彩りがよく、とてもおいしい給食でした。都心で農地がほとんどなく、地場産物の活用が難しい環境にありながら、古くから生産されてきた「内藤とうがらし」に着目し、教材としても生かした点を高く評価しました。
準優勝の岐阜県美濃加茂市学校給食センターは、6300食を超す大規模センターでありながら、サトイモや米、小松菜といった地場産食材を活用し、すべて手作りで彩りよく、おいしい献立を仕上げていました。アレルギーに配慮した「五平だれ」は地場の郷土食でありながら、全国的にも普及可能性のある示唆に富んだ献立で、そのような点も高評価につながりました。
今大会は食材の物価高騰の中、たいへん苦労されている現場のみなさまの取り組みを、感じ取ることもできました。学校給食甲子園への挑戦は、日頃の給食献立を振り返って見直す絶好の機会となります。今後も多くの方々に、学校給食甲子園への出場を目指して、チャレンジしていただきたいと願っています。 -
1019チームのうちトップ12の争い馬場錬成理事長が閉会の挨拶
20回大会は、東京都代表が決勝戦優勝(藤江賞)、食育授業コンテスト最優秀賞(キッコーマン賞)、調理員特別賞(中野麗子賞)とペアと個人のコンテストを総なめにする劇的な結果で終了しました。
惜しくも頂点を逸した選手の皆さんは、さぞかし悔しい思いをしていると思いますが、紙一重の差で逸したものであり、これから頂点に立つ機会があるということにもなります。
1019応募の中からトップ12に入っているのですから、故郷の学校や施設に帰っても堂々と戦ったことを報告して、次の機会で巻き返すことを誓ってください。
世の中はいま、AIの時代に突入して、日進月歩の進展で世界が変わっています。皆さんの応募書類のアピールシートを見ても、AIを活用する時代になっておりますが、AIによって学校給食が変わることはありません。
これからも子供の健康、栄養、食文化の発展のために、現場でいい仕事をしてください。これからの活動を期待してます。
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