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  • 2025年 第20回大会
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20th contest第20回大会について

  • 東京代表がぶっちぎり3冠王決勝戦優勝・食育授業コンテスト最優秀賞・調理員特別賞

    第20回学校給食甲子園は、7日、東京駒込の女子栄養大学駒込キャンパスで開催され、東京代表の新宿区立西戸山小学校(篠塚幸次校長)の菅田望・学校栄養職員(38)、吉田美由紀調理員(36)のペアが、決勝戦で大優勝旗をもぎ取った。
    さらに並行して行われた食育授業コンテストでは、菅田先生が最優秀賞を獲得し、決勝大会では吉田調理員が調理員特別賞に輝いた。
    3部門で同じペアが交互に頂点に立ったのは史上初めてである。また男性教員が食育授業コンテストで最優秀賞になったも初めてであり、調理員特別賞では史上最年少で特別賞を授与された。
    第20回大会は、初ものづくしの記録ラッシュで、記念の大会の幕を閉じた。

  • 優勝(藤江賞)東京都 新宿区立西戸山小学校

      • 学校栄養職員・菅田望さん
      • 調理員・吉田美由紀さん
      献立
      • 内藤とうがらしのうまみコーンご飯
      • 東京牛乳
      • 八丈島産キメジと夏野菜の揚げ煮
      • 小松菜のごま酢和え
      • 内藤とうがらしのかおりピリから豚汁
      • 伊那産りんごゼリー
      • 第20回全国学校給食甲子園。20回という節目となる今大会は、東京都新宿区立西戸山小学校が、見事、全国1019の学校・施設の頂点に輝きました。学校栄養職員の菅田望さんと調理員の吉田美由紀さんが、深紅の大優勝旗を手にしました。新宿区立西戸山小学校は、第20回全国学校給食甲子園・決勝大会優勝、食育授業コンテスト最優秀賞、調理員特別賞の3冠。これは20回の全国学校給食甲子園の歴史の中で、初めての快挙でした。

        新宿区立西戸山小学校は農地の少ない都心の学校ですが、「地場産物の活用に積極的な納入業者の協力を得て、11種類の東京産食材を取り入れた」といいます。主食の「内藤とうがらしのうまみコーンごはん」および汁物の「内藤とうがらしのかおりピリから豚汁」には、内藤とうがらしのうまみと香りが生かされています。内藤とうがらしは、江戸時代に内藤新宿(甲州街道の宿場町)で栽培され、現在は「江戸東京野菜」に認定されています。同校では、毎年5年生が内藤とうがらしについて調べ、栽培し、地域に伝える活動に取り組んでいるそうです。主菜の「八丈島産きめじと夏野菜の揚げ物」は、八丈島で水揚げされるキメジ(キハダマグロの幼魚)と、地場産のズッキーニ、パプリカを揚げ、たれをからめた彩りのよい一品です。副菜は、東京都江戸川区発祥で、一年を通して手に入る地場産の小松菜を使った「こまつなのごま酢あえ」です。新宿区は江戸時代に信濃国高遠藩・内藤家の下屋敷があったことから、現在も長野県伊那市と友好提携都市となっています。交流事業の一環として、給食には伊那市の特産品であるリンゴ、ナシ、アスパラガスなどが現物支給されており、今回の献立でも、デザートの「伊那産りんごゼリー」に使ったリンゴジュースのほか、米やすりごまに、伊那市産のものが使用されました。

        菅田望さんと吉田美由紀さんには、プレゼンターの荒井寿光氏(元特許庁長官・21世紀構想研究会学術アドバイザー)より、表彰状が授与されました。また、プレゼンターの益子純子氏(株式会社藤江代表取締役会長)より優勝カップと、副賞として「両国おかき『葛飾北斎』」「どすこい饅頭」「カレンダー」「藤江オリジナルTシャツ」が贈られました。続いて、21世紀構想研究会理事長の馬場錬成氏より、大優勝旗が授与されました。

        ずしりと重い大優勝旗を手にした菅田望さんは、「今は学校の子どもたちに早くこの結果を伝えたいです。成田重行さんは『新宿の子どもたちが誇りに思うものをつくりたい』と、内藤とうがらしを復活させました。今回の優勝を通じて、子どもたちが新宿のことを誇りに思ってくれたらうれしいです」と、優勝の喜びを語りました。優勝カップを手にした吉田美由紀さんも「練習のときに協力してくださったみなさま、応援してくれたみなさまに、『ありがとう』と伝えたいです。これからも頑張って、子どもたちにおいしい給食をつくっていきたいと思います」と、涙をたたえた笑顔で語りました。

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    準優勝(武蔵エンジニアリング賞)岐阜県 美濃加茂市学校給食センター

      • 栄養教諭・中島祐佳さん
      • 調理員・中井智子さん
      献立
      • ごはん
      • 牛乳
      • 里芋と豚肉の五平だれ
      • 小松菜のたくあん和え
      • 大豆の変身汁
      • みかん
      • 準優勝(武蔵エンジニアリング賞)は、岐阜県美濃加茂市学校給食センターの中島祐佳さん(栄養教諭士)と中井智子さん(調理員)が受賞されました。
        美濃加茂市学校給食センターは、周囲の小中学校13校に約6400食を提供する大規模給食センターであり、地場食材を活用し、ふるさとへの愛着を育むために、毎月「ふるさとを味わう日」を実施しています。今回は郷土の自慢の特産品である、粘りがあってやわらかいさといもを使った「さといもとぶた肉の五平だれ」を中心とし、地元食材をふんだんに使った献立で挑戦しました。
        上にかける五平だれには、ナッツアレルギーのある児童生徒も安全に食べられるように、ねりごまやはちみつを使い、香ばしさやコクを出すよう工夫しました。「こまつなのたくあんあえ」には、県内の主要産地である神戸町産小松菜を使用。キャベツやもやし、千切りたくあんなどとあえました。大豆の変身汁」は、国語の教科書にある「すがたを帰る大豆」と関連させて、地元の大豆から作られた豆腐・油揚げ・湯葉・えだまめ・豆乳・みその6種類の大豆加工品を使っています。「ごはん」は、市内で生産された岐阜県のブランド米「ハツシモ」です。
        表彰状は、21世紀構想研究会理事の長谷川芳樹氏より手渡され、副賞は生島直俊氏より、準優勝カップと共に、武蔵エンジニアリングの3Dチョコレートディスペンサーでデコレーションした「チョコプリントドーナツ詰め合わせ」が贈られました。
        選手宣誓も行った、栄養教諭の中島祐佳さんは、「生徒に自慢して帰れる賞をいただいて、めちゃくちゃ嬉しいです!」と満面の笑みで受賞の喜びを語られました。
        長島美保子審査副委員長からは、「すべてが手作りのおいしい献立でした。五平だれはアレルギーに配慮し、地場産の食材とはいえ全国において普及性のある献立です」と、講評の言葉をいただきました。

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    大村智特別賞埼玉県 朝霞市立朝霞第八小学校

      • 栄養教諭・中美奈子さん
      • 調理員・田中恵美さん
      献立
      • 黄金ごはん
      • 牛乳
      • あじのうまなすソース
      • 花畑サラダ
      • かぶのまろやかみそ汁
      • かぶの葉ふりかけ
      • 食材の工夫と彩豊かな献立を創作し、優れた食育活動に贈られる、ノーベル賞受賞者「大村智特別賞」には、埼玉県の朝霞市立朝霞第八小学校の栄養教諭中美奈子さんと、調理員の田中恵美さんが選ばれました。
        この小学校では、児童が主体となって食育を実践し、たとえば児童に人気のない「魚」と「野菜」に注目して、魚チームと野菜チームに分かれたPR活動を展開しました。児童がシナリオを作り、撮影・編集までおこなった動画を作成したり、「お魚&野菜メニュー」を考案して給食に提供したりすることで、給食の残菜率を減らす取り組みもしています。
        今回の献立で主菜の「あじのうまなすソース」では、揚げたあじに、給食委員会が育てたなすなどの野菜のソースをかけ、食べやすくしました。「花畑サラダ」は、埼玉県ヨーロッパ野菜研究会のカラフルな野菜を豊富に使い、カレー味のドレッシングを合わせています。
        プレゼンターとして、21世紀構想研究会副理事長の永野博氏が、表彰状とクリスタルトロフィー、また、副賞の大村智先生の色紙と著書『縁尋機妙よき人、よき言葉との出会いがわが人生を導いてきた』を贈呈しました。

  • 21世紀構想研究会特別賞愛知県 西尾市立西尾小学校

      • 栄養教諭・冨田直美さん
      • 調理員・杉本ゆう子さん
      献立
      • ごはん
      • 牛乳
      • 長野さんのネギ油淋鶏
      • 6の2っちゃんサラダ
      • すまし汁にも春がくる
      • 蒲郡デコポン
      • 21世紀構想研究会特別賞は、愛知県西尾市立西尾小学校が受賞しました。準優勝に次ぐ優れた献立・食育活動として認められました。
        同校が家庭科と町学習を組み入れた献立は、「にしき定食」と名付けられ、6年生が卒業を控えた3月に実施されたといいます。主食の「ごはん」には、西尾市内で生産されたブランド米「あいちのかおり」が使われています。主菜の「長野さんのねぎ油淋鶏」は、奥三河高原で育てられた愛知奥三河どりが使用され、子どもが苦手としがちなネギをたれに混ぜ込む工夫が施されています。副菜の「6の2っちゃんサラダ」は、収穫量全国1位の愛知県産キャベツ、全国3位のブロッコリー、近隣市のブランド人参「へきなん美人」が用いられ、カルシウムや鉄分補給のためにチーズやアーモンドが加えられた一品です。野菜が苦手な子どもでも親しみを持てるよう、1年生の国語教材「サラダでげんき」に登場する「りっちゃん」と学級名を掛け合わせて名付けられたといいます。汁物の「すまし汁にも春がくる」には、地場産野菜に春野菜のなばなを加え、出荷量全国2位の三ツ葉で風味付けがされています。デザートの「蒲郡デコポン」は、完熟まで樹上で育てる樹熟デコポンで、旬の味を楽しめるものでした。

        冨田直美さんと杉本ゆう子さんには、プレゼンターの沖村憲樹氏(21世紀構想研究会学術アドバイザー・科学技術国際交流センター理事長)より表彰状が授与されました。続いて、クリスタルトロフィーと副賞として「AUDREYの洋菓子詰め合わせ」が贈られました。

  • 女子栄養大学特別賞愛媛県 今治市立大島調理場

      • 栄養教諭・濱西美幸さん
      • 調理員・村上和賀子さん
      献立
      • まこもしらすピラフ
      • 牛乳
      • はものフリットにんにくねぎソース
      • 青じそひじきサラダ
      • れんこん根菜ポトフ
      • みかん
      • 準優勝に次ぐ優れた献立・食育活動として認められた「女子栄養大学特別賞」は、愛媛県の今治市立大島調理場の栄養教諭濱西美幸さんと、調理員の村上和賀子さんが受賞しました。
        瀬戸内海に面した今治市では、小学生に地元のわかめの種付けから収穫作業まで体験させ、そのわかめが給食に提供されます。また高学年では水産業や海産物の栄養について学習し、真鯛のさばき方を見学したり、真鯛を使った献立作りに挑戦して、そのメニューが給食に生かされます。
        今回の献立の「はものフリットにんにくねぎソース」では、愛媛県産のはもを揚げ、ソースには春に収穫したいちごで作ったジャムも加えています。
        汁物は、今治の特産品である鳥生れんこんを使った「れんこん根菜ポトフ」で、地場産の鶏肉や干ししいたけ等をふんだんに使い、具だくさんにしました。
        表彰状は、第20回学校給食甲子園大会審査副委員長で女子栄養大学学長の香川明夫氏によって贈呈され、副賞は三好恵子氏より、クリスタルトロフィーと共に2026年度栄養と料理技能検定準1級または2級試験検定料無料チケットと、女子栄養大学出版部が提供する「栄養と料理ぷらす1年分」、女子栄養大学・菓子工房プランタンの香川綾物語・お菓子の詰め合わせ」が贈られました。

  • 株式会社藤江・20回記念特別賞島根県 松江市立北学校給食センター

      • 栄養教諭・角田まゆさん
      • 調理員・川本茂広さん
      献立
      • ごはん
      • 牛乳
      • いかとごぼうのだんごあげ
      • ごまあえ
      • すげ~大根のおでん
      • 株式会社藤江・20回記念特別賞は、島根県松江市立北学校給食センターが受賞しました。献立内容と食育活動の実践がともに優れていると認められました。

        松江市では、児童・生徒が自ら栽培・収穫した食材を給食で使用する「1品運動」への取り組みが行われています。同センターの献立の主役「すげ~だいこんのおでん」に使われたダイコンも、子どもたちが1品運動で体験学習を行った菅浦地区のふれあい農園「すげ〜畑」にちなみ名付けられたものだといいます。主菜の「いかとごぼうのだんご揚げ」には、島根県沖で漁獲されたスルメイカの胴・耳・げそが丸ごと使用され、魚のすり身と合わせた団子が使われています。イカを丸ごと用いるため紫色を帯びており、ごぼうだんごと組み合わせ、彩りのよい二色揚げに仕上げられていました。副菜の「ごまあえ」には、地元産のホウレンソウ、人参、白菜などの冬野菜を用いています。「ごはん」や「牛乳」も地場産物が使用されています。献立が提供された日には、給食時間の放送原稿を各校に配布し、ダイコンが小学2年生の児童によって栽培・収穫されたことや献立名の由来が紹介されました。食材が給食として届くまでに多くの人が関わっていることを知ることで、子どもたちが感謝の気持ちを育み、食べる意欲につながるよう指導しているといいます。

        角田まゆさんと川本茂広さんには、プレゼンターの齊藤るみ審査委員(文部科学省総合教育政策局健康教育・食育課学校給食調査官)より、表彰状が授与されました。また、プレゼンターの三宅郁子氏(株式会社藤江代表取締役社長)より、クリスタルトロフィーが授与されました。

  • 武蔵エンジニアリング株式会社・20回記念特別賞宮城県 仙台市立枡江小学校

      • 栄養教諭・越後久美子さん
      • 調理員・藤岡貴子さん
      献立
      • 雪菜飯(ゆきなめし)
      • 牛乳
      • かつおのねぎみそ焼き
      • まめまめサラダ
      • 米粉めん汁
      • 優れた食育活動と連動した学校給食献立の実践に贈られる「武蔵エンジニアリング株式会社・20回記念特別賞」には、宮城県仙台市立枡江小学校の栄養教諭越後久美子さんと、調理員の藤岡貴子さんが選出されました。
        「食材王国宮城の食べ物を知ろう!味わって食べよう!」と題した献立では、宮城県の地場産物を豊富に使い、主食は環境保全米の「ひとめぼれ」と玄米の「金のいぶき」を混ぜたごはんに、仙台市の特産野菜である雪菜のごま油炒めをあえた「雪菜飯」を作りました。主菜の「かつおのねぎみそ焼き」には、気仙沼で水揚げされたかつおを使っています。仙台市内産の大豆「ミヤギシロメ」や県産えだまめをキャベツの千切りとあえた「まめまめサラダ」には、宮城県農業高等学校の生徒が栽培した赤たまねぎのドレッシングを合わせました。
        枡江小学校は仙台の市街地にあり、農業や漁業とは縁遠い児童がほとんどであるため、給食を通して食材の旬や産地について学び、他の地域の給食と比較することで産地についての学びを深めるなど、多角的な食育を実践しています。
        21世紀構想研究会理事の福岡秀興氏より、表彰状が授与され、武蔵エンジニアリング代表取締役社長の生島直俊氏より、クリスタルトロフィーが贈られました。

  • 優秀賞(株式会社日本一賞)新潟県 村上市山北学校給食共同調理場

      • 栄養教諭・佐藤美春さん
      • 調理員・横山和歌子さん
      献立
      • 地場産新米ごはん
      • 新潟県産牛乳
      • 鶏肉の塩から揚げ
      • 岩沢産里芋とほうれん草のねりごま和え
      • 山北産エソのつみれ鍋
      • 関口産おけさ柿のヨーグルトがけ
      • 優秀賞・株式会社日本一賞は、新潟県村山市山北学校給食共同調理場が受賞しました。特に地場産物を活かした献立・食育活動の工夫が認められました。

        同校の献立には、山海の地場産物が豊富に用いられています。主食は、市内産のコシヒカリを用いた「地場産新米ごはん」。主菜の「とり肉の塩から揚げ」は、学区内にある塩工房が日本海の海水を汲み上げて製造した塩と、地場産にんにくで味付けされています。「岩沢産さといもとほうれんそうのねりごまあえ」には、サトイモ、ホウレンソウ、鶏卵、青大豆が使われています。サトイモは郷土料理「大海」に欠かせない身近な食材で、市内では岩沢地区で多く生産されています。デザートは、市内関口地区で収穫される県のブランド柿を使った「関口産おけさ柿のヨーグルトがけ」でした。献立のメインは「山北産えそのつみれ鍋」。新潟県では食べる習慣がなく、漁獲されても廃棄されていた未利用魚のワニエソが活用されていました。「給食でエソを食べることで、子どもたちが地域漁業の課題やその解決に向けた取り組みへの理解を深めることを期待した」といいます。

        佐藤美春さんと横山和歌子さんには、プレゼンターの生越由美氏(東京理科大学嘱託教授)から表彰状が授与されました。また、プレゼンターの相場信也氏(株式会社日本一執行役員SC事業部本部長)よりカップと、副賞として「うなぎ蒲焼きセット」が贈られました。

  • 優秀賞

      • 北海道 帯広市学校給食センター
      • 栄養教諭・辻陽介さん
      • 調理員・桑嶋澄江さん
      • 長野県 南相木村立南相木小学校
      • 栄養教諭・飯島芙未さん
      • 調理員・中島里美さん
      • 長崎県 上対馬学校給食共同調理場
      • 栄養教諭・阿比留智子さん
      • 調理員・春田美紀さん
      • 熊本県 湯前町学校給食共同調理場
      • 栄養教諭・田代優子さん
      • 調理員・尾方愛莉さん
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