福井県が石塚左玄に学ぶ食育教材を改訂
「食育」という言葉と概念を提唱した明治時代の医師、石塚左玄を生んだ福井県がこのほど「ふくいこども食育チャレンジ」の改訂版を刊行しました。
左玄は1896年(明治29年)に「化学的食養長寿論」を書き、「学童を持つ人は、躰育も智育も才育もすべて食育にあると考えるべきである」との名言を残しました。
体育、知育、才育の基本となるもは「食育」にあることを示したものであり、我が国の食育施策もその言葉と概念から発展して今に至ったものです。
さすがに食育のおひざ元の福井県です。小中の児童生徒の食育教材として活用できるように、指導項目ごとに解説、評価の観点、視点などを入れたチャレンジ問題や共通問題、発展問題へと展開した非常に整理された内容です。
指導教諭も使いやすく工夫されており、写真やイラストもふんだんに配置されています。
冊子として発刊したものですが、同時にCDに編集して発刊しました。これなら印刷して教材として活用することもできるし使い勝手が非常にいいです。
また、CDの中に動画で分かりやすい解説もあり、えんぴつの持ち方、煮干しだしの取り方などを実演してみせてくれます。
福井県だけではもったいない。全国の学校現場で活用してほしいと思いましたので紹介します。
全国学校給食甲子園事務局