あなたの誕生樹

あなたの誕生樹NO.349

乙女椿

3月15日

 

日本を代表する花木であるツバキの中で、園芸種の代表的なのがオトメツバキです。ユキツバキ系で江戸時代からある園芸種とのことです。

名前から類推されるように花の色は淡い桃色で、花びらが多く、上品な感じのツバキです。濃い赤色の花もあって、こちらは緋乙女椿という名前とのこと。

花びらは八重以上に多く、千重(せんえ)咲きと言うそうです。

植物は原則的には花は一重で、雌しべや雄しべが花弁状に変化して八重咲きとか千重咲きになるわけで、ある意味変種で結実することはないわけです。このことは桜も同じで、接ぎ木や取り木で増やされることになります。

このオトメツバキは完ぺきといえるぐらい花弁は美しく配列されています。決してバラにもひけをとらない優雅な花です。

遅咲きで、次から次へと花をつけ4月頃まで咲いています。散る時は花ごと散ります。