Blog食育交歓

No.8 甲子園その後・・・記憶に残る給食作りを目指す今 北海道足寄町学校給食センター調理員

「食べて学んで元気印」

~学校給食リレー報告~

ここでは全国の学校給食関係者、教員、保護者、生産者、行政関係者、児童・生徒、大会サポート企業・団体からリレーで学校給食・食育をテーマに自由に報告をしていただくコーナーです。全国から届くわくわく「元気印」をお届けいたします。

 

第8回は北海道足寄町学校給食センター調理員・廣田裕美さんから届いた元気印です。

 

No.8「甲子園その後・・・さらなる第二の母の味になりたいと思いながら生産者さんの繋がりと収穫作業、記憶に残る給食作りを目指す今を、ご紹介します。」

北海道 足寄町学校給食センター調理員 廣田裕美

 

1.はじめに

足寄町は、北海道の道東に位置し、豊かな森林資源と地理的条件を活用した農林業を基盤としています。また、 阿寒摩周国立公園と大雪山国立公園に彩られる優れた自然景観の中にあり、特に「オンネトー」を取り巻く森林は、道内有数の天然林として豊富な木材資源を蓄えています。この豊かな大地の中で、人と自然に優しい地域社会を考え、役割を分担し、協力し合う「協働のまちづくり」を基本理念として、町民参加のふれあいのまちづくりを進めています。

 

 

≪食物アレルギーの対応≫

医師の診断と個別面談を実施した上で、除去食の提供を行っています。

 

≪給食費無償化について≫

足寄町では、保護者の負担の軽減を図り、子育て環境を向上させ、子育てを支えていく方策として、平成27年4月から児童・生徒の給食費を無償化としました。また、同年6月から足寄高等学校の生徒にも給食提供を行い、無償化を導入しています。

 

2.地場産食材の活用と生産者さんとの関わり

毎年11月を「ふるさと給食月間」と設定しています。

足寄町では、羊肉、じゃがいも、人参、かぼちゃ、玉ねぎ、長いも、ラワンぶき、あずき、しいたけ、小麦、チーズ、とうもろこし、イチゴ、ゴボウ、白菜、大根、なすび、ブロッコリー、ヨーグルトなど様々な食材が収穫されます。中でも、足寄町の特産物「ラワンぶき」は日本一大きいふきとし、平成13年に北海道遺産に選定されました。

 

ラワンぶきの紹介

収穫期は6月の3週間のみ

 

給食センターで使用するふきは栄養教諭と収穫しに行きます

生産者・鳥羽昇子さん

鳥羽さんは毎年町内の小学校2年生を対象に「ふきの青空教室」を開催しています                            

 

平成14年から鳥羽農場さんで始めた青空教室は、「足寄町で生まれ育ってもラワンぶきを見たことも、知らない子も多いのでは?」という考えと、子どもたちに将来、「ラワンぶきの応援団になってもらいたい」という想いから始まりました。

体験

鳥羽農場さんでは長いもの生産もしており、収穫体験もさせてもらいます。

 

 

 

 

 

 

 

3.今後も「第二の母の味」を目指して

常々、子どもたちの2番目の母の味になりたいと思いながら、日々業務に携わっています。学校生活の中でも給食時間は楽しくて、且つ美味しく子どもたちの舌に記憶してもらいたい。そして、健康になる食事を供給したいと思い、なるべく添加物を排除した手作り給食を目標として励んでいます。

 

 

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