Blog食育交歓

第12回日本食育学会学術大会で口頭発表

第12回日本食育学会学術大会が7月6~7日に和洋女子大学で開催されました。
大会テーマは「継往開来〜100年後に残る食育の未来構築を考える〜」です。

右から小川結依七さん(埼玉県飯能市立飯能第一中学校・栄養教諭)齊藤むつみさん(神奈川県相模原市東林間雲母保育園・管理栄養士)

 

第16回全国学校給食甲子園に応募された献立データを対象に「学校給食の食塩相当量低減に向けた主食の種類からの検討」を分析、口頭発表した小川 結依七さん(埼玉県飯能市立飯能第一中学校・栄養教諭)齊藤むつみさん(神奈川県相模原市東林間雲母保育園・管理栄養士)からレポートが届きました。

 


小川 結依七(埼玉県飯能市立飯能第一中学校・栄養教諭)

学校給食甲子園に応募された献立を用いて、「学校給食の食塩相当量低減に向けた主食の種類からの検討」を口頭発表しました。第16回全国学校給食甲子園の応募献立のすべてを分析した結果を発表しました。一献立あたりの食塩相当量は主食の種類によって変わるのかを分析しました。約1000献立の分析は大変でしたが、分析したからこそわかる、学校給食の食塩相当量の傾向が見えてきて大変勉強になりました。会場からも多くの質問をもらい、今後もさらに学校給食がよりよくなるよう、研究を続けていきたいです。

PDF小川結依七先生・学会発表資料

 

 

齊藤むつみ(神奈川県相模原市東林間雲母保育園・管理栄養士)

学校給食甲子園に応募された献立を用いて、「学校給食の食塩相当量低減に向けた主食の種類からの検討」(第ニ報)を口頭発表しました。第16回全国学校給食甲子園の応募献立の食塩相当量を分析した内容の発表で、学校給食献立の食塩相当量を低減するため、ご飯献立及びパン献立の種類と食塩相当量の関連を分析しました。すべての応募献立を分析した結果を発表しました。ご飯献立を白飯献立、複合料理献立、味付きご飯献立に分類し、パン献立を食パン・コッペパン献立、複合料理献立、味付きパン献立に分類しました。統計解析では、仮説通りの有意差が出たことがすごくうれしかったです。今後も研究を続けていきたいです。

PDF齊藤むつみ先生・学会発表資料

 

このように1000を超す学校給食の献立を分析したデータ解析は参加者の注目を集めました。

今回のデータ分析、研究は全国学校給食甲子園審査委員の中西明美先生(女子栄養大学 学校給食・食育研究室)を中心として行われました。

応募した先生方の作品が、このような形で貢献していることをとても嬉しく思いました。